Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

別府ドライブ【1】復活、別府の魂。

2014年07月27日 |  □福岡発おでかけ日記
 「海の日」3連休の後半2日間は、帰省してきた友人と共に別府へドライブ旅行に出かけました。


 高速道路の割引も縮小されたので、のんびりと一般道を東へ。久留米から田主丸までは筑後川の土手沿い、田主丸からうきはへは210号バイパスを走れば、信号も少なく快適にドライブできます。
 うきはの金毘羅うどん虹店でランチ。金比羅うどん自体は、地元みやきにもあるのですが…


 虹店限定メニューがこれ、おろしカツうどん。舌代にもない いわゆる「裏メニュー」で、友人が仕事で立ち寄る時に出してもらっているものだとか。
 揚げたてのカツに、つるっとコシのあるうどんがマッチして、暑い時期のスタミナ食として食べたいメニューです。


 そのまま210号を進み、玖珠町の伐株山へ車を登らせました。6年前にはキャンプ道具一式を担いで登った山ですが、車でも10分そこそこかかり、若かりし日の体力を懐かしく思います。
 山頂からは、玖珠の盆地を一望。持参してきたコンロでコーヒーを沸かし、風に吹かれて一休みです。


 伐株山は、パラグライダーのメッカでもあります。自在に風を飛ぶ姿は、本当に気持ちよさそう。
 見る度に「やってみたい」と思うものの、その勇気が沸かないチキンです。


 ちょうどこの時間は、麓の久大本線豊後森駅に「ななつ星」がやって来る時間。2両の普通列車、最大でも4両の特急列車に比べれば、8両の「ななつ星」は破格の長さの列車です。
 列車の中からも、こちらの山を望んでいる頃でしょう。


 玖珠ICからは高速に乗って、ETC専用の別府湾SAスマートICでアウト。明礬温泉方面への近道ですが、下り線のみの設置なのでご注意を。帰りにも使おうとして立ち往生したのが、私です。
 おやつは、明礬の岡本屋さんの名物「地獄蒸しプリン」。ソースが苦めな、大人の味のプリンです。窓から見える明礬大橋や別府湾の風景も、合わせて楽しみたいところです。


 本日のお泊りは、別府のまちなか。路地裏の情緒も感じられる竹瓦温泉界隈にある…


 野上本館。最近では宴会を止め、一人旅でも気軽に温泉旅館に泊まれる「ツーリストルーム」を設けるなど、新たな在り方を模索されている旅館です。
 チェックイン時にすでにお布団が敷いてあるのも、お客さんを煩わせないための配慮。ついついダイビングして、外出する気力をなくしかけてしまいます(笑)。


 夕方6時を回ったので、竹瓦温泉前の「ヒットパレードクラブ」へ。ハウスバンドの生演奏を聴きながら、フリーのフードとドリンクを何時間でも楽しめる、別府の魂とも言うべきライブハウスです。
 春には一度閉店の危機を迎えましたが、新たな経営者を迎えて4月に復活しました。今回の旅の最大の目的でもあったのですが、なんと満席札止め!4時頃には行列ができており、早々に埋まったのだとか。人気なのは喜ばしいのですが、ショックです…。


 意気消沈のまま、晩飯を食べに北浜の「とよ常」本店に向かってみれば、こちらも11組待ちの大行列。別府には普通の週末(それもたいてい、金曜の夜)にしか行ったことがなかったので、連休中の人出に想像が至っていませんでした。
 気を取り直して、同じ「とよ常」の駅前店に行って見れば、こちらはカウンターに空席が。名物の特上天丼(750円!)にありつくことができました。


 食後は友人が気になっているという、北高架商店街へ足を向けてみました。別府の高架下商店街といえば、南側の「駅市場」が有名ですが、北には来た記憶そのものがありません。
 古びた商店街は、神戸のモトコーを思い出させるディープな雰囲気ですが、壁が塗りなおされ、ちょっとしゃれた雰囲気の明かりが漏れてきてます。


 入り口も、古きものは古きまま活かしつつ、新たなエッセンスを加えている感じです。


 高架下の通路には、チャンポン屋や喫茶店など昔ながらの店と、カフェやギャラリーなど若手経営者の店が仲良く並んでいます。改装中の店では、「店の子」も掃除に勤しんでいたのが印象的でした。
 七夕の飾りも、どこかアーティスティック。


 トイレも素っ気ない時代がかったものですが、ペンキと壁画、照明だけでこんなにも雰囲気が変わるものかとびっくり。
 まちなかの商店街とはまた一味違ったムーブメントで、今後も通ってみたいと思います。


 海沿いに出て、別府タワーへ。東京タワーや博多ポートタワーと同じ設計者の手によるもので、こちらも日本がいけいけどんどんだった時代の残り香を感じられる場所の一つです。


 展望料金はわずか200円ですが、高さがないので、大きく景色が広がるわけではありません。でもこの夜景、嫌いじゃないです。
 ワンフロア下には深夜まで営業しているラウンジがあるのですが、日曜日ということでカレンダー通り休業だったのは残念でした。


 さて諦めきれず、しつこくヒッパレの前へ通ってみていたのですが、3ステージ目が終わると、ぞろぞろっと子連れのグループが何組も出てきました。子連れでも安心できて、子どもも楽しめる店ですが、10時前とあっては眠くなる時間ですね。
 おかげで入れ替わりに入店できて、ラストまでの2ステージを楽しむことができました。大きなピンチの中で、何もかも変わらないままとはいかなかったみたいだけど、残ってくれただけでも感謝したいと思います。


 土曜日であれば1時までステージがあるのですが、今日は日曜日ということで、残念ながら12時には閉店。
 名残惜しくなり、宿でひとっ風呂浴びた後は再び街へ。「たこ焼きバー」でカクテルとたこ焼きを楽しみつつ、夜はふけて行きました。

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