大和町吉田地区西部、集落の南西方向に延びる林道の三差路を左に行くと、沢を渡って丘
陵地を上がって行きます。丘陵地の中段には田んぼが拓かれていて、その外周を廻ってい
ると、上手の法面に羊歯植物の胞子葉らしきものがたくさん生えています。
周りには枯れた栄養葉も残っていて、その形からイヌガンソクと思われます。
二枚とも2021.3.24撮影
胞子葉の羽片は裏側に強く反り返って筒状になっていて、ソーラス(胞子嚢群)は内側に巻き
込まれています。これが寒さ対策になっているのか、この状態で冬を越して、春になってか
ら胞子を散布するようです。それを裏付けるように各羽片は今も筒状のままで、まだ胞子を
散布した形跡はありません。
2021.3.24撮影
イヌガンソクは2018年の6月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/1d8e281581d22983847987b339ad09eb
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます