里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

イワタイゲキ 空家の塀際

2017-05-02 | 日記
散歩で横丁を歩いていると右側に細い路地があって、その角の空家の塀際に
鮮やかな黄色い花がたくさん咲いています。
しゃがみ込んで観察すると、花のつくりや葉の付き方がトウダイグサによく似ています。
宮城県内の山野では見たことがないので、園芸植物なのか、或いは暖地の植物かも ?
後で植物図鑑を捲ってみるしかないでしょう。




                             二枚とも2017.4.29撮影

植物図鑑でトウダイグサを検索し、その前後のページをめくっていると、私の写真と同じ花が
見つかりました。関東南部以南に分布するイワタイゲキという植物ですね。
海岸の岩場などに自生する種とありますから、かつての主が趣味で植えられたのでしょう。
花はきれいですけど、有毒植物ですから、庭に植えずに塀際に植えたのでしょうね。

茎や葉を傷つけると白い汁が出て、皮膚に触れるとかぶれると言われていて、さらには鼻炎や
結膜炎などの炎症を起こす場合もあるようです。
誤って口にすると、咽喉膨張、充血、嘔吐、下痢などを起こすようです。


                                 2017.4.29撮影

トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で、本州の伊豆以西~沖縄に分布する。
海岸の岩場や礫地に自生し、草丈は30~80cm。
全株無毛で乳白色汁を出す。地下茎は著しく肥厚し、地上茎は太くて直立し、株立ち状となる。
葉は多数で密に互生し、緑色で粉白を帯び、倒披針形で長さ3~8cm、幅6~15mm。全縁で先端は円い。
基部は細まり、無柄。裏面の中央脈が著しく隆起し、縁は白色を帯びる。
茎頂にやや幅が広くて短い数枚の葉が輪生状につく。
花期は4~5月で、輪状の葉腋につく花柄の先に、卵形帯黄色の総包葉を多数つける。
杯状花序の腺体は帯黄色、幅2mmでやや扇形。
果実はさく果で直径6mm、いぼ状突起がある。
種子は球形で、直径3mm。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (みっちゃん)
2017-05-03 22:18:17
グミさん、こんばんは。
ご無沙汰しています。お変わりありませんか?
こちらはもう夏です!暑いっ!

きっと記事の移行にお忙しいだろうと思ってコメントは控えていましたが、そろそろ大丈夫かな・・・とお邪魔してみました。

イワタイゲキって可愛い花なのに有毒なんですね(@_@)
九州にもあるのでしょうけど、見たことないです。
気をつけなくっちゃ!
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こんばんは (グミ)
2017-05-03 22:32:52
みっちゃん、なつかしいね ♪

久しぶりにコメントをいただき、いまニコニコしながら返信しています。
おっしゃるように、記事の移行は大変でしたよ。一日20件移行したこともありました。
結局、古い記事は没にせざるを得ませんでしたけど・・

みっちゃんはどのサイトにいるんでしたっけ ? あとで教えてください。

グミ
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こんにちは (みっちゃん)
2017-05-04 12:50:05
グミさん、こんにちは。
あ~この感じ懐かしいです(*^_^*)

記事の移行、やっぱり大変だったんですね。
相当の数があったでしょうし・・・お疲れ様でした。

私のほうはアメブロにいます。
グミさんにお届けしているコメントの、私の名前をクリックして飛ぶこともできますが、URLは http://ameblo.jp/miti-hana-mizuki です。

今のところの最新記事はGWに見に行った藤の花です(^_^)v
相変わらずの、思い出話とフィギュアスケートのことばかりですが(笑)
よろしかったら遊びにいらしてください。
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