里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ヤブラン 戸倉の桑畑跡

2021-01-28 | 日記

南三陸町戸倉地区東部、国道から分かれて林道を南へ上がって行くと、道下に放棄された
桑畑がありますが、木が大きくなって畑跡というよりも林になっています。
何か根生葉を観察できるかと、道路法面を下って畑跡を歩き回ると、カモシカの糞があち
こちに盛られています。ここは彼らにとって絶好の餌場になっているようです。

カモシカの糞近くで、彼らが食べたと思われる千切られた剣葉が何株か見つかりました。
しゃがみ込んで観察すると、ヤブランの株のように見えます。

                              二枚とも2021.1.22撮影

さらに周囲を探し歩くと、ノイバラのつるに囲まれた藪の中に、全く食べられていない株
が見つかりました。カモシカもトゲのあるノイバラは避けるのでしょう。
このままでは近寄って撮れないので、リュックから剪定バサミを取り出し、ノイバラのつ
るを切断して撮影しました。その近くの株では、長い花茎も残されていました。

桑畑跡全体では20株以上も生えていたので、ここで実生から株を増やしているのでしょう。
常緑樹は全くありませんが、春~秋は濃密に茂る桑の枝葉に覆われた木陰になっています
から、日陰を好むヤブランが多く生えているものと思われます。

                              二枚とも2021.1.22撮影

ヤブランは2020年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/1a920dbd8ffccac57d12f420a45a42fb

 

 

 



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