南三陸町戸倉地区東部、漁港近くの防潮堤を越えて崖下の波打ち際を辿ると、ツバキやタ
ブノキなどの樹下に、光沢のある葉を展開する羊歯が群生しています。
これはオニヤブソテツですね。海岸近くに生える羊歯で、岩壁の割目や常緑樹周りに生え
ているのを時々見かけますが、こんなにも群生しているのを見るのは初めてです。
二枚とも2021.1.22撮影
群生地近くに岩場があり、観察すると砂岩と閃緑岩からなっていて、その表面はかなり風
化がすすんでいます。こするとボロボロと砂になって、こぼれ落ちる箇所もあります。
そんな岩場の一角に、オニヤブソテツの小苗がたくさん育ち始めているので、風化した岩
場には胞子が着生~生長しやすいものと推測されます。
二枚とも2021.1.22撮影
オニヤブソテツは2018年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/a9f155e44dc367ebb415e9ec87974515
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