大和町吉田地区南部の、赤崩山麓の林道や作業道を歩くと、路肩の至るところにニガイチゴやクマイチゴが赤い実を付けていました。両者を比較すると、ニガイチゴの方が実の熟す時季が少し早いようで、ほぼ全ての実が完熟していました。クマイチゴは果枝の先に3~5個の実が付きますが、それらが同時に熟すことはなく、完熟した実もあればまだ青みの残る実もあって、熟した順に食べれば2週間くらいは楽しむことができます。 . . . 本文を読む
美里町内の国道を走行していると、道路沿いの草地に黄色い花が群生しているのを
見付けました。脇道に車を止めてから、戻って観察するとミヤコグサのようですが、
先般観察した在来種のミヤコグサに比べて花数が多いので、セイヨウミヤコグサと
思われます。
在来種のミヤコグサは、枝先の花序が1~3個の花からなるのに対し、セイヨウミヤコグサの
花序は5個前後の花からなりますから、花が重たげに見えます。
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栗原市栗駒町沼倉の、栗駒ダムサイトの岩山から続く北向きの斜面が、かなりの急傾斜で道路法面へ落ち込んでいて、そこにミヤマカラマツの白い小花が咲いていました。前後に5株ほど咲いていたのですが、どの株も背丈の低い小さな株です。この自生地は道路法面ですから年に1~2回刈り払いされ、それで株が大きくなれないのかも知れませんね。 二枚とも2017.6.2 . . . 本文を読む
栗原市栗駒町沼倉の、栗駒ダムにほど近い山裾の窪地に、エゾアジサイの花が咲いていました。まだ若い株のようで、丈は1mもないでしょう。かなり湿り気のある窪地で、標高は200mちょっとでしょうか。 三枚とも201706.27撮影エゾアジサイは2015年6月に大和町の林道沿いで観察し、記事をアップしています。属性や特徴については、下の青字をクリックして . . . 本文を読む
栗原市栗駒町沼倉の、栗駒ダムにほど近い車道脇で見かけたカンボクの青い実です。今までカンボクを見た記憶が無いので、これが初見ということになりますね。葉はカエデ風なのに、ガマズミに似た実が付いていますから、最初に見たときはちょっと混乱しました。カンボクを漢字表記すると「肝木」となりますが、何か薬効でもあるのでしょうか。樹木図鑑を幾つか精読しましたが、「名の由来は不明」としか記されていませんでした。 . . . 本文を読む