里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

スズメノヤリの根生葉

2021-01-19 | 日記
東松島市の宮戸島、里浜貝塚近くの小丘上に遊歩道があって、これを海側へ行くと木々が伐採されていて、見晴らしの良い小広場のようになっています。そこで見つけたのがノシバ似の植物で、ノシバより少し葉が長く、鮮やかに紅葉している株もあります。やや乾燥気味の場所を好むようで、周囲より少し高い場所や、落葉樹の根方などに多く見られます。                               二枚と . . . 本文を読む

ダンドボロギク 花と冠毛

2021-01-17 | 日記
9月初旬、一関市花泉町日形地区の丘陵地を踏査した際に、花がノボロギクに似ている植物を撮ったのですが、素性が判らずに放置していました。いつまでも放っておくと忘れるので、暇な時に調べてみました。 丘陵地の間の窪地のような地形の底に数枚の耕作放棄田があって、畦や乾いた場所に踏み込んで植物観察していると、背高なノボロギクのような植物が点々と、或いは5~6株が集まって生えています。頭花は筒状花のみで、舌状 . . . 本文を読む

カラスの足跡 川の土手

2021-01-16 | 日記
涌谷町猪岡短台地区の県道を走行していると、江合川の土手に10羽ほどのカラスが群れているのが見えます。脇道に車を入れてからカラスのいる土手へ向かうと、あっという間に飛び去ってしまいました。土手上からカラスが群れていた場所を見ると、たくさんの足跡が入り乱れていて、土手の傾斜を利用して遊んでいたようです。人間の子供が、土手でソリ遊びをする光景を連想してしまいます。                . . . 本文を読む

アワコガネギクの根生葉

2021-01-13 | 日記
登米市津山町柳津地区南西部、集落道を北上川方向へ歩いて行くと、南向きの道路法面では雪が消えていて、何かの根生葉があちこちに生えているのが見られます。近づいて観察するとキク科の植物のようで、初めはヨモギかと思ったのですが、幾分葉が厚めで裂片の先が丸味を帯びているので別物ですね。民家に植えられているイエギクの逸出株か、野菊のアワコガネギクと思われます。                     . . . 本文を読む

イノシシの足跡 柳津の杉林

2021-01-11 | 日記
登米市津山町柳津地区南西部、北上川沿いの車道から分かれて丘陵上への林道を上がって行くと、朽ちかけた家畜小屋や廃屋があります。その脇をさらに上がって行くと、頂稜近くに耕作放棄地が広がっています。すでに低木や背高なススキが茂っていますから、放棄されてから10年以上経っているものと思われます。 丘陵地の北側は杉林になっていて、そこからは荒れた作業道でゆるやかに下って行きます。少し下ると、淡い新雪上に何 . . . 本文を読む