登米市津山町柳津地区南西部、北上川沿いの車道から分かれて丘陵上への林道を上がって
行くと、朽ちかけた家畜小屋や廃屋があります。その脇をさらに上がって行くと、頂稜近
くに耕作放棄地が広がっています。すでに低木や背高なススキが茂っていますから、放棄
されてから10年以上経っているものと思われます。
丘陵地の北側は杉林になっていて、そこからは荒れた作業道でゆるやかに下って行きます。
少し下ると、淡い新雪上に何かの足跡が続いているのを見つけました。
二枚とも2021.1.6撮影
縦長の主蹄の後方に、小さな副蹄がくっきりと付いていますから、イノシシの足跡ですね。
最近は、南部北上山地(南三陸町戸倉)で時々足跡が見られるイノシシですが、北上川右岸で
見るのは初めてです。この丘陵は、三方を広大な平野に囲まれていて、まるで水田地帯に
浮かぶ島のような地形になっています。東側は北上川を隔てて山地が続いていますから、
イノシシは北上川を泳ぎ渡ってたどり着いたものと推測されます。
直ぐ近くには、イノシシが掘り返したと思われる土が露出していましたが、土が硬く凍りつ
いていて掘るのが難しかったのか、掘り跡が僅かですね。
2021.1.6撮影
イノシシの足跡は2020年の4月に観察して、記事をアップしています。
下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/0ff81c7c48405c4871b104d07cdc49c2
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