石巻市河北地区、海に突き出た細い岬の尾根上を辿ると、あちこちに三出複葉の枯葉が落ちています。傍の木を見上げると、樹皮は明るい灰白色で丸い小さな皮目が付いていて、枝先は真っすぐに伸びていますから、ウコギ科のタカノツメでしょうね。さらに行くと、あちこちに三出複葉の枯葉が落ちています。タカノツメはこのような明るい雑木林がお好みで、それで株数が多いのでしょう。
新葉はコシアブラと同様に山菜として食されて . . . 本文を読む
南三陸町南部、沢沿いの林道を上がって行くと、山腹を開削した険しい道になり、やがて大きな砂防ダムを越えます。道下のダムの堤体上を見ると、遠目ではありますがスゲのようなものがモジャモジャと生えています。堤体上を慎重に歩いていくと、そこに生えていたのはノキシノブで、コケの生えた堤体北面の上部に、たくさん生えています。下を覗き込むと、広い面積に無数のノキシノブが生えていて、こんなにも多くが群生しているのは . . . 本文を読む