白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

ぼちぼちいこか

2012年01月22日 22時02分48秒 | 日記

少しばかり、いや大分、調子に乗りすぎていたのかもしれない。

三十年以上も続けている元日の飯縄山に登った。

帰宅後、これも日課になっているランニングに行った。

その帰り道、無散水の融雪道路の一ヶ所が氷っているのに気付かず滑って転んだ。

下りで勢いが付いていたので、かばって着いた手を骨折してしまった。

正月休みだったので二日経って行った整形外科で全治3カ月の診断。

右手をギブスで固められてしまった。

それ以後、箸を持つのもボールペンを持つのも左手。

六日から職業訓練校の授業も始まり、新しい生活になった。

ここでも、下手な字でノートを取っている。

ビル管理科で、自動火災報知設備、電気、ボイラー、空調、冷凍設備などを学ぶ。

今のところ、知っていることばかりなので、ボイラーと危険物取扱者の試験勉強をしている。

ボイラーは今すぐにでも試験を受けたいくらいに仕上がっているが、三月に行われる講習会に参加しないと受験資格がない。

あとは消防設備士の受験準備が待っている。

この半年の間、じっくりと勉強しよう。

 

『あんまりがつがつするな、少し休めということだよ』

かみさんが言う。

『何やってもうまくいかない人の気持ち、少しは判るようになるよ』

さらに追い打ちをかける。

『。。。。。』

確かに調子に乗りすぎていた。

それは自覚している。

深く反省しながら謙虚に毎日を過ごしている。

この一月は体を休める時期。

勉強に集中する時期。

そんなふうに割り切っている。

 

どの仕事についても次々に失敗してしまうカバが

『どないしたら ええのんやろ。』

『そや。ええこと おもいつくまでー ここらで ちょっと ひとやすみ。』

『ま、 ぼちぼち いこかー と いうことや。』

という絵本をぼくのために買ってきてくれた。

マイク セイラ―作 いまえよしとも訳のこの本は大阪弁が実にまったりとして素敵だ。