白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

いつになくゆったりとした師走

2016年12月21日 22時11分17秒 | 日記

この夏、僕は六十五歳になった。

年金は満額支給となった。

もちろん年金だけで暮らせる額ではない。

だが、仕事だけで人生を終わっていくなんてまっぴら。

日々の暮らしを楽しみながら、ほどほどに仕事もしていくようにしたい。

その仕事も、この年末に途切れた。

そこで、自分の小屋の手入れや、ロケットストーブの製作作業をしている。

今使っているロケットストーブはとてもよく燃えて、外は零度くらいでも室内は20度以上になる。

ただ、このロケットストーブは耐久性に問題があるらしい。

ステンレスの煙突の中で薪を燃やし続け高温になるので、毎日燃やし続けると半年くらいでボロボロになるらしい。

そこでスペアのロケットストーブを作ることにした。

 

 ロケットストーブの材料。

煙突部材。ホームセンターで合計3,000円くらい。

 

一斗缶は仕事先で空き缶をもらってきた。

以前は焚口を直に穴あけして曲がりの煙突を差し込んでいたが、結構シビアなので今回は差込口を部品化してビス止めすることにした。

 

 

 

曲がりに直管を差し込む。

 

 

 

断熱材としてパーライトを入れる。

一斗缶一つのロケットストーブもあるが、今回は二段構成。

 

 

 

焚口を差し込み、横に煙突用の穴をあけた二段目の缶をはんだ付けしてアルミテープでとめる。

二段目にもパーライトを煙突穴の少し下まで入れて、抑えのふたを入れる。

 

 

 

上に鉄板を載せれば今使っているロケットストーブと同じになる。

だが、構造は少し違う。

今のストーブは中に小さな缶を入れて二重構造になっている。

今回はもっとシンプルに、もっと楽にできるように改良を加えた。

問題が少しある。

天板に使う鉄板が、真ん中だけ加熱されて歪んでしまう。

時により、煙突の廃棄より吸気の方が多いと、歪んだ天板の隙間から煙が出てしまう。

これは、焚口を鉄板で塞ぎ、空気の吸入量を調節することで回避できる。

 

久々に熊本から帰ってきた娘が友達を連れて来た。

紀伊半島の村で古民家を借りてこの冬を過ごすという。

薪ストーブを設置したいと思っていたという。

ロケットストーブを見て、作ってみたいという。

一斗缶を3個あげた。

うまく作れるといいのだが。

 

 

小屋の中を少し整理した。

まだまだ時間がかかりそうだが、暖かいストーブのおかげで、少しも苦にならない。

いつになくゆったりとした師走を過ごしている。

 

* * * * *

このところ白樺小舎便りを更新しなかった。

ネットの世界は虚構の世界。

現実の暮らしの方がずっと重かった。

11月初めに行われた村長選は、自公の推す候補に147票差まで迫ったが、惜敗した。

この近隣でも自民王国といわれる程自民党が強いこの村で、ここまで迫れたのはすごいことではある。

が、やはり選挙は勝たなければ何にもならない。

捲土重来。

 

それに、最近迷惑メールが外国からも届くようになった。

yahooメールを利用しているが、大量に個人情報が流失したことと無関係ではないのかもしれない。

携帯電話にもワンギリの怪しい電話がかかってきた。

個人情報が流失しているのは間違いない。

メールアドレスは変更することにした。

ネット依存ではないので、何の痛痒も感じない。

ただ、更新もしていないのに、毎度訪れてくださる方もいて、申し訳なくは思っている。

自分の書いた記事などほとんどみないのだが、ふとみるといいね!をポチッとしてくれている人もいて、また書かなければと思う。

 

12月初め、善光寺平を囲む里山をめぐるトレイルランニング130キロに参加した。今回は80キロまでで帰還。

それから半月くらい経って諏訪湖一周のランニングに行った。16キロある。

足が思うように動かなかった。

疲れが残っているのだなと改めて思った。

6月以降ほとんどランニングをしていなかったツケが回ってきた。

元旦には38回目となる飯綱山の元旦登山が待っている。

3日から6日までは東海道歩き。静岡の丸子から見附まで。

ここを歩けば、日本橋から愛知の宮の渡しまで、箱根越えを残して完了。

次は三重の桑名から京都の三条大橋までの行程となる。

さぼらないでそろそろ体を動かし、脚を作ろうと思う。

来年は南アルプス南部の縦走に行くつもりなので、それに向けての長い道のりとなるが、楽しみつつ頑張る。