白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

普通 誰でも風邪くらいひくやろ

2023年02月17日 04時52分42秒 | 日記
二月初め、体調を崩した。
『失意の日々』を書いた。
「何を大げさな」という向きもあろう。
確かに、「誰でも風邪くらいひくやろ」というのは普通の感覚だ。
自分の場合はちょっと違う。
敵の侵入に対して、絶対的な防御システムを敷いていると思っていた。
運動、食事、生活、すべてにわたって気を付けていた。
自分の免疫システムというものに絶対的な信頼を置いていたのである。
流行りのコロナワクチンだって打っていない。
それが、いとも簡単に風邪ウィルスの侵入を許してしまったのである。
ショックでない訳がなかろう。

咳がなかなか止まらなかった。
熱はまったくの平熱だが、のどの痛みが半端なかった。
それも二~三日で収まったが、体調と傷付いた心(大げさだ、実に大げさだ)をいやすために時間が必要だった。
一日一万歩以上歩いていたのと、週三~四日走っていたランニングも中断した。


この間、隠れ家に籠って、哲学的な思索に耽っていた。
(実はただボーっとしていただけ)
新しく作った大きな窓の外には大粒の雪が舞い、雪国の風情を演出していた。
揺れる炎を見つめながら、今年借りている畑を返さなければならなくなったので、庭先に二坪のビニールハウスを作ろうと考えたり、今年こそ全長百十キロに延伸した信越トレイルにチャレンジしようなどと取り留めもなく思っていた。
新しく免疫システムを構築するにはどうしたらいいのだろう。
どこかでまた畑を借りよう。
休養は絶対に欠かしてはいけない。大事だ。

こんな風にして如月(きさらぎ)、光の春は過ぎていく。