ここ、信州でも連日蒸し暑い日々が続いている。
趣味の家庭菜園でも作物がどんどん育っている。
それにも負けない勢いで雑草が茂る。
今は梅雨の真っ最中。だが、今年の暑さは特別だ。六月で三十度を超す日が続いた。
今日の収穫は
トマト、ナス、ジャガイモ、ニンニク、カブ、赤カブ。
トマトはそのまま丸かじり。
ナスとニンニクは玉ねぎを加えてナス味噌。
ジャガイモは茹でて、塩とバターで食べ、さらにポテトサラダ。
カブはキュウリと塩漬け。
赤カブは味噌を付けて丸かじり。
新鮮さが堪らなくいい。
今年はモグラに悩まされた。
土を耕してくれるのはいいのだが、作物の根が土の中で宙に浮いた状態になっており、被害は大きかった。
その度に根元を埋めるのだが、翌日はすぐ復旧されている。
モグラの穴は縦横に走っており、まるで都会の地下鉄のようだ。
ぼくが穴を埋め、モグラは修復工事をし、ぼくはまた穴を埋め、モグラは修復工事をし、いたちごっこならぬモグラごっこが続いた。
ソーラーで音を出すモグラ撃退気も設置した。その根元にもモグラは穴を掘った。
そうこうするうちに雑草との戦いも始まった。
作物が大きくなるということは、雑草だって一層大きくなるということだ。なんてったって土着の植物なんだから。
そのようにして、今日ようやく初収穫。
プロの作ったものとは比べようもないが、それでもとてつもなくうれしい。
雨季が過ぎれば雑草との戦いも一区切りつくだろう。
モグラ対策は木酢液でもまいてみよう。なにしろ農薬は使わないのだから。
暑かった一日も、夜の深まりとともに涼しくなった。
これが信州のいいところだ。エアコン無しで暮らせる。
原発事故以来節電節電と騒いでいるが、ぼくの家では昨年から既に節電に取り組んでいる。
一昨年、月に320kw位だった使用量が、今年は6月分で163kw。
およそ50%の節電を達成している。
人類が制御できない原発など無くしてしまおう。戦争とともに。
今の時代に生きるものの最大の責務。子供たちに明るい未来を残そう。
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