白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

我が村にも桜が咲き農作業開始の合図となった +善光寺御開帳ランニング

2015年04月14日 20時27分17秒 | 日記

 

 

とうとうこの地にも桜前線が到達した。

 

梅の花も同時に咲いている。

もうじき梨の花もリンゴの花も桃の花も咲き始めるだろう。

百花繚乱。北信濃の春。

 

桜が咲くと農作業開始の合図。

ジャガイモの植え付けをした。

いつも貧乏性の為畝幅を狭くしてしまうので、今年は思い切り広くした。

男爵5kg、きたあかり1kg、メークィン1kg、とうや1kg。

他に百日牛蒡、人参、小カブの種蒔き。

 

昨年秋に植えたニンニクが順調に育っている。

マルチをしていないので、こんなものだろう。

追肥で鶏糞を少し与えた。

基本的に化学肥料は使わない。消毒はしない。

多少の草は友達。

人工的な、あまりに人工的な菜園は都会のように極めて不自然だ。

 

 

これから晴耕雨読の暮らしが始まる。

 

 

 

 

違うタイトルで書くのが本寸法だが、ついでということで。

一昨日のことだ。

それまで続いた悪天候が嘘のようにからりと晴れた。

善光寺の近く、権堂という繁華街がある。

その一角に、百年くらい続く映画館がある。

これは、全国でも一番古い映画館だろう。名前は長野松竹相生座という。

ここでかかっている『ジヌよ さらば~かむろば村へ』という映画を見に行くことにした。

こうも天気がいいと、これは徒歩で行くしかない。折しも桜が方々で真っ盛り。

まあ、しかしこの映画館までおよそ17km。

歩いていたのでは3時間以上かかる。

そこで、ジョギングで行くことに。

予想通り、桜がそこかしこで迎えてくれる。

映画館に着くと上映まで1時間くらいある。

そのまま、7年に一度の御開帳で賑わう(はずの)善光寺まで足を伸ばす事に。

 

 

 

善光寺は様々な願い事を持った善男善女(かどうか判らないが)達が前立本尊に触れようと列を為していた。

 

 

 

不信心モノのぼくは、遠くから一礼しただけ。

家からちょうど18km。

そのまま権堂入口にある街cafeへ。

 

オムライス、470円。サラダ食べ放題。

飲み物も付くので貧乏人には有難い。

 

映画は評論を書くのは本意ではないので、簡単な感想を。

圧倒的な演技の阿倍サダヲが最高に良かった。

肩に力を入れないで、見て楽しめる映画だが、ただの娯楽映画にはない深さも感じられる映画だった。

 

午後3時20分に映画が終わった。

さて、これから帰らねばならない。

疲れたら歩けばいいさ、と走り始める。

行きはよいよい帰りは恐い。

最低標高は千曲川を渡る辺り、320mくらい。

我家は標高560m。

それでも、なんとか走り切って6時前には無事帰還。

何とも充実した一日だった。

そして、福井地裁の、高浜原発再稼働差し止めの仮処分決定の報。

続いて、翁長沖縄県知事と安倍首相との会談。

『沖縄は進んで基地を提供したことは一度もない』

銃剣とブルトーザーで強制的に奪われたことを、『沖縄を返せ』を歌った僕らは十分に知っている。

判定。『圧倒的な横綱相撲の押し出しで翁長知事の勝ち。

物言いの付けようがない。

僅かでも希望の光が見え、前に進んでいる気がするのは、あながち満開の桜のせいばかりではないだろう。


自家製大豆

2015年04月13日 23時04分37秒 | 日記

 

昨年収穫した大豆、一人娘という品種を使って今年も味噌を仕込んだ。

納豆も作った。

 

 

この大豆は甘みがあって炒って食べてもうまい。

一度食べ始めると止まらない。

 

 

大豆は豆腐作りにも使うし、我家では必需品になっている。

僕はあまり肉を食べないので、貴重なタンパク源でもある。

それに大豆は土を肥やしてくれる。

いいことづくめの大豆を今年も栽培するとしよう。

外国産の、農薬まみれの遺伝子組み換え大豆なんか食べたくない。

 

 

 


残雪の北アルプスを見に行く

2015年04月12日 23時23分02秒 | 日記

 

 

残雪の白馬三山を間近で見たくなって、県議選の投票後、白馬村に出かけた。

これから色々な雪形が現れる。

白馬岳には、名前とは反対の黒い馬が現れる。

それは農作業の開始の合図。代搔き馬。

決して白馬の騎士のようなスマートなものではない。

黒い農耕馬。

左の方の五竜岳には武田菱、鹿島槍には獅子と鶴、常念岳には常念坊、蝶ヶ岳には蝶。

どれがそうなのだろうと、探すのも楽しい。

 

 

 

白馬と言えばリゾート地。

ログハウスの別荘や洒落た店がたくさんある。

今回は白馬のスキー場で仕事をしたことがある娘の薦めで、チーズケーキとコーヒーを飲みに行った。

 

              

 

外人さんも何人か来ていた。

ペンションやホテル、土産物屋などの立ち並ぶ別荘地の中で思う。

確かに、黒い農耕馬より白馬の騎士のイメージだよな。

 

村のはずれでつぶれた民家を見た。傾いたままの家もあった。

昨年末の神代地震の時に潰された家だ。

この地では大きな被害があったのだ。

観光気分で浮かれてばかりいてはいけないと自戒。

夏になったら白馬三山に登りに来よう。

 

 

 

 

 

 

 

 


カタクリの花が咲いていた

2015年04月11日 22時54分53秒 | 日記

 

髻山(もとどりやま)へ登った。

小高い丘のような里山だが、この時期カタクリの花が咲いている。

 

         

 

この花は日中は開くが、夜はペリカンのくちばしのような形に閉じてしまう。

赤紫の色が、まだ枯葉色の地面に映える。

 

 

同じ色合いのショウジョウバカマも咲いている。

 

色々なブログを見ている。

写真が大き過ぎるととても読みにくいと感じる。

15インチのパソコンの画面いっぱいの写真があって、それが何枚もアップされていると、とても最後までは読めない。

自慢の写真をアップしたいのはよく判る。

だが、読む側にすると、文章と写真のバランスが悪いととても読む気になれない。

写真のサイズもそうだ。

書く側の言い分もあるだろう。それぞれの流儀もある。

僕は画面いっぱいの写真を配置しようとは思わない。写真も厳選しようと思っている。

それが僕のやり方だ。

 

         

 

山頂は気持ちの良い広場になっていて、小布施町や千曲川が見下ろせる。

北側の林の中にはカタクリの群落がある。

こちらはまだ固いつぼみのまま。

あと一週間ほど後が見頃だろうか。

自然が作り出す色、形に圧倒されることがある。

とても人工物では叶わない気品がある。

それを求めて、今シーズンもまた山に行こう。

 

 

帰途、かみさんの実家に寄る。

七十代の後半になる義兄、義姉に明日が投票日の県議選の話をする。

この夫婦はもうとうの昔に政治に愛想を尽かしていてとても手強い相手なのだ。

『どうせ何も変わらない』

わかる、とてもよくわかる。そういう無力感を何度味わってきたことか。

だが、やはり何もしなければ何も変わらない。

息子や孫を戦場に送らないために、集団的自衛権に反対の候補を、安心して暮らすために脱原発の候補を、是非選んで欲しい。

投票に行かないことは現状を容認することだから、是非棄権しないで欲しい。

無力でも、何にもならないと思っても、選挙で変えて行く以外道は無いのだから。

これまで、何となく煙たくてそんな話はしたことがなかったが、今回はかみさんと二人で一生懸命話した。

とてもこのままでは我慢できないから。

選挙の結果が、各地方から阿倍内閣への、大きな反撃ののろしとなって包囲することを願っている。

 

 

幸福実現党のビラが入った。

南京大虐殺はでっち上げだ。

村山談話、河野談話は取り消せ。売国的な談話だ。

そんなことが書かれていた。

このひとたちアタマダイジョウブカ?

阿倍首相よりもっとひどいではないか。

いや、正直なだけか。

日本が他国を侵略して、確かアジアで二千万人が死んだ。

そのことにいかなる理由を付けようとも正義なんかない。

迷惑をかけたことを真摯に詫びるべきだ。

そう、ドイツのように。

当事者でなくても、僕は親の世代がしでかしたことに対して申し訳ない気持ちを禁じえない。

このビラをどうやらこの地域の青年が配っていることにも心を痛めている。

青年よ、決してヒトラーの親衛隊のようになるな。

 

 

 

 

 


アンズの花見

2015年04月11日 01時44分11秒 | 日記

今年の大河ドラマは真田丸だとか。

その真田家ゆかりの松代にアンズの花見に行った。

更埴の森のアンズが有名だが、素直でない僕はそこに行かない。

松代はここ数年アンズ祭りなどという登り旗を掲げて、店など出すようになったが、それでもまだ静かな花見ができる。

 

         

 

         

 

      

 

近くに欅窯という焼きものの展示販売所がある。

          

 

 

 

            

 

店番をしていた女性にお茶を御馳走になり、アンズ漬け、アンズジャム、かきもちもいただく。

みんな手作りだという。

甘過ぎず、添加物も入っていなくてうまい。

コーヒーカップとそば猪口を購入。

リンゴも10個購入。

今年は開花が早くて数日前に満開になった。

その後の、雪も降るような寒さの中で花が散らずに残っているという。

 

我家では、梅のつぼみが幾つか開き始めるかなという状況。

周囲の桜もこれからだ。

 

 

 

 

 

 

  

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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