8月13日(木曜日)
名古屋で友部正人さんの「心の高ぶり」を想像したのだ。
前作、『路上音楽』で、友部正人さんに話を聞く機会を得た。
デビュー前の彼(ナンか、今日は、先輩と呼びたい気分たの
だ。笑)は、芝居関係の人脈に近付いたり、この街、名古屋
で歌う機会を探しまわった。だけど、上手く行かず、ある日、
気持ちが高ぶって「百貨店の所」で楽器を広げ歌い出したと
いう。
その当日と今とは社会状況も、歌い手を取り巻く環境もま
るで違う。どんな気持ちだったのだろう、当日の友部さんは。
「大阪へやってきた」とか昔の音源から想像する限り、今の友
部さんとは幾分、違うタッチの歌を歌ったのだろうな。
さて。私も今から大阪へ向おう。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
追記・編集者、記者としての生活を始めた最初期に出会った先
輩を思い出した。大堀操丸さん。もう20年も前。彼は友部正人
さん、泉谷しげるさん、そして、岡林信康さんの歌をリアルタイム
で聴いてきた。当時、バンド少年だった青柳さんは、ブルースと
いう窓口からしか彼の話に加わる事しかできなかった。弾き語り
スタイルの演奏活動を開始して10年。今なら、もっと別の話が
できるかな。