そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

だから、池袋でなく、新宿に行くのか?

2009-01-25 00:48:18 | 路上ライブ


  だから、新宿に行く。街に集まる人の色が、道で演奏する
ミュージシャンのカラーにも反映されるようだ。大枠でモノ
を言ってしまえば、池袋は、「埼玉 立地の人達の遊ぶ街」。
新宿は、全国から「今日は思い切り遊ぶぞ」と決め込んだ人
達が集まる場。

 現在、道端で演奏する人間の数は、わずかながら池袋の方
が多い。しかし、池袋に集まる人間に、どっぷり音楽につか
った人は、少ない。何となく、片足、突っ込んだという印象
が拭えない。

 その一つの例になるか? 面白いのは、池袋で演奏する弾き
語り系の歌い手に、ハーモニカを吹く人間がほとんどいない
事。ギター1本で演奏し、このスタイルを研究するのであれば、
当然の事ながら、ボブ・ディラン、ニール・ヤング、そして、
古い日本のフォーク・ミュージシャン、そして、カントリー・
ブルース系のミュージシャンの演奏に辿り着く。すると、自然
とハーモニカ、特に、10穴のブルース・ハープを吹くように
なる。だけど、池袋の若手は、なかなか、そういう風になって
行かない。ローンで、30万、40万の楽器をがんばって買って
も、そういう風にはならない。新宿の奴らは、弾き語りでハー
プを吹かない人がいても、過去には、色々試していて「自分の
スタイルにはどうも?」と吹かないとか、そういう強さがある。
 別に、関係ないと思っているのでなく、試したけど、自分は
とちゃんと考えている(伝わるかな?)。

 何か、ズレているような気がしてならないのだ。自分も含め
てだけれど、もっと、もっと深く音楽の世界に沈まなければ。
もっと、ずっぽり行こうぜ!! どうせ楽しむのなら、徹底的に
やろうぜ。

路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信

追記・太鼓を叩くのは、新宿・小ガードで出会った南部さん。
新しい本への参加にオーケーをもらった。嬉しいのだ。
 そう言えば、池袋には、他人とセッションしようという人間
も、ほとんどいない。これかな。何か、つまんないと思うと新
宿に行きたいと思う本当の理由は。