最近、ギター弾きの鮎川誠さんのインタビューを
読む機会が多い。鮎川さんは博多時代、ダンスホ
ールで歌っていた時、ブルーコメッツやれとか当時
のヒット曲をやれとか言われたらしい。エルビス・コ
ステロの前座で演奏した時は、トレードマークの眼
鏡をコステロのマネだとバカにされたって。
昨日、見ていたテレビでは、ラーメンにすべてを捧
げた料理人がこんな事を言っていた。「ここの立地で
は、ラーメンに餃子、ラーメンにチャーハンを定番にす
るような人ばかりだったから、ラーメンしかないと言う
と『なんだそれ』って言われた」って。
私達が道で演奏をしていて、「あッ、ゆずがいる」と
言われたり、「長渕を歌え」「尾崎を歌え」と言われる
のも同じ。気にする事はないのだ。逆手にとってビジ
ネスにしようとする人はそれでいい。しかし、自分の
道を進もうという人には関係ないのだ。知らん顔をして
進もうぜ。あの鮎川さんだって、苦悩したのだから。気
にしない。気にしない。そのうち向こうが頭を下げにや
ってくるぜ。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
青柳文信著「路上ライブを楽しむ本」読書直前ワクワク紹介
「持つべきは、ヒッピーな友達だ。サンキュー、13号倉庫!!」
http://www.stickam.jp/video/179719778
今年もよろしくお願いします。
歌っていて話しかけてくる訳知りの方々には、
路上で歌いはじめてすぐの頃から、「関係ねぇ
や」と思っているのですが、あの愛すべき鮎川
誠さんも、似たような輩にバカにされて心を痛
めてきたというのがわかって、書いてみました
(笑)。
でも、歌をつくったり、舞台で演じる人は、
そういう鈍い人達が沢山の言葉を並べなくても
こちらの「本意」を理解する、そんな出し物を
提示していかなければならないですね。今年も
精進してまいりたいと思います。よろしくお
願いします。 ダダ・青柳文信
追記・東武東上線の改札の付近に、昨年からス
ネアを叩きながらボヤくお父さんがいるの知っ
てます?音楽的には極めて低レベルなのだけれ
ど、あの人がどうして、あないな行動をとるに
至ったのか気になるのです。凄いですよね。あ
れ。びっくりしました。
なのかもしれません。彼の意思に負けない
歌い手は、私も、そう多くは知りません。
ただ、友達になれそうにない方なのが残
念ですね(笑)。 ダダ・青柳