旧ソ連で生まれた格闘技『サンボ』の研究所

サンボの技術・トレーニング法を徹底的に研究します。

道場でサッカー

2005-08-23 13:06:09 | サンボの技術

 日本のサンボや柔道の道場でサッカーをするのは、なかなか難しいと思いますが、ロシアでは技術的な練習がなく、いきなりスパーリングをするような練習内容の時は、決まって小さなボールを使い、サッカーをしたものです。

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 マット上でサッカーをする意味は、足をマットに慣らし、心肺、筋肉やその他の準備運動として最適だからでしょう。
 頭の固い人から、「サッカーをする前に準備運動が必要なのでは?」という質問がきそうですが、真剣にサッカーをしているわけではありません。遊びです。子供が遊ぶ前に準備運動をしますか?みんなで一緒にイチ・ニイ・サンと掛け声をかける準備運動やストレッチが準備運動だと思われている方は、準備運動の意味をもう一度よく考えてみて下さい。

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 モスクワ体育大学では週に2~3回、レスリングのスパーリングをサーキットトレーニングに取り入れる練習がありました。

 まず20分くらい、サッカーをして遊んだ後、パートナーを決め、5種類のトレーニングをします。

 1・パートナーを前に担ぎ、道場を2周歩く。 (前に歩く)
 2・パートナーを前に担ぎ、道場を2周歩く。 (後ろに歩く)
 3・腕立て伏せ
 4・いわゆる腹筋運動
 5・パーピー

 その後レスリングのスパーリングを6分。休み無しでこなします。

 セット間の休みもありません。

 3~5について、1セット目は、それぞれ50回です。2セット目は40回、3セット目は30回、4セット目は20回、5セット目は10回です。

 3と4の種目については、私がロシア式のトレーニングの中で紹介したやり方です。

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 普段、サンボや柔道など着衣の競技者はこのような練習も取り入れ、変化をつけてみてはいかがでしょうか?

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