銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

反町浴場(横浜・反町)(1階浴室)

2018-04-21 08:24:56 | 銭湯
東急東横線の反町駅を下車して改札口を出ると、振り返った先に反町浴場がある。徒歩なら1分ぐらい。
前回は2階浴室だったが、今回は1階浴室。
設備の充実した銭湯でいつ行っても賑わっている銭湯だ。



▲反町駅




▲改札口をでて左に曲がって




▲まっすぐ進む












▲到着


入り口は広く間取りが取られており、靴を脱ぐと右側に靴箱。通路に沿った途中に券売機がある。左にはフロント。いちばん奥は休憩室だ。
今回フロントに立っていたのは60代ぐらいの女性。チケットを渡して貸しタオルを受け取り、この日は1階の浴室へと向かう。
のれんをくぐると、右側にロッカーが並び、左壁の裏にもロッカーがある。その奥がトイレ。
脱衣場は規模にしてはそんなに広くもなく、人が多いのでいつも窮屈。
それと厳密に真四角ではなく少し歪んだ形をしており、ロッカーがくの字になっている。
洗面台は左奥にあって、体重計はロッカー横。表示が見やすい。


浴室に入ると凝った造りをしていて、説明するのにかなり面倒だ。全体をざっくり言えば、凹の文字をひっくり返したような動線の形をしていて、そこにカランやサウナ、浴槽が並び、真ん中には露天風呂がある。


細かく見ていくと、入り口の目の前に掛け湯があって、その奥に桧風呂。桧風呂は小さいけれども、無理すれば3人ぐらいは入れそうなスペースである。
その奥に水風呂。その水風呂に隣接する形でサウナがある。
さらに両脇にカランが並ぶ。
と、このラインだけでも十分に一つの銭湯として成立しそうなのだが、ここまでは反町浴場にとってプロローグに過ぎない。なぜなら主浴槽と露天風呂が控えているからだ。


主浴槽はすべて白湯であるが、左手前に浅いスペースがあって、その中から湧出口がある。炭の入った袋が置かれてあるので、炭の効果でお湯が濾過される。さらに奥にも浴槽が続いていて、穴蔵風呂と命名されている。
穴蔵といっても単に屋根が突き出ただけの暗い場所に過ぎないのだが、なんとなく喧騒から逃れるような場所になっており非常に落ち着く。


それと浅浴槽の右側にはボディージェット、パワージェット、目立たない隅っこに電気風呂がある。あまりの目立たなさに、うっかり足を入れて感電してしまうことが何回かあった。
ここまでが44℃ほどの温度でけっこう熱い。こうした規模の銭湯にしては心意気を感じる熱さだ。


さらに仕切られた隣は狭いけれども低温風呂。浅浴槽部分と寝湯が続いていて温度は39℃と長湯にはもってこいである。
後ろを振り向けば壁際にカランが続く。
くわえて屋全体の真ん中に位置するのが露天風呂。扉を開けて中に入ると(というか外に出ると言うべきか)、目の前に石造りの浴槽があって、ちゃんと外気浴のできるスペースが確保してある。建物の底と真ん中に位置するので、仰げば建物の壁と四角に切り取られた空が見えるのみ。
左側に打たせ湯があるが、あとは普通の露天風呂だろう。温度は41℃とやや控えめな温度であるが、無難な温度ともいえる。


客層は高齢者もいるが、むしろ中年あたりがボリュームゾーンかもしれない。若い人もけっこう目立っていて、親子連れも少なくない。いつも賑やかな場所だ。
壁絵は、なぜか皇居の二重橋の写真が飾ってある。
全体的に色んな設備と温度のバリエーションが豊富なので、退屈しないし、熱いお湯が好きな人も苦手な人も子どもも楽しめる銭湯ではないかと思う。
雰囲気的にはちょっと暗めなところもあるが、それが自分にとってはお気に入りのところでもある。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 反町(たんまち)
経路 すぐそば
周辺の環境 飲食店
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 皇居の二十橋
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 一階奥
脱衣所 いつも混雑している。
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 桧風呂、水風呂、穴蔵風呂、ボディージェット、ハイパワージェット、電気風呂、寝湯、低温風呂、露天風呂、打たせ湯
サウナ あり
温度 39℃、41℃、44℃
棚 なし
男女入れ替え あり
■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(洗剤の匂いがしっかりする)
備え付け なし
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 幅広い年齢層


【案内】

住所
〒221-0831 
横浜市神奈川区上反町1-5-2

電話
045-321-2816

営業時間
12:00〜24:00

定休日
毎週水曜日

東急東横線反町駅徒歩3分

※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載