渋谷から歩くこと15分のところに改良湯がある。渋谷からだとほぼまっすぐなので迷いにくいが、歩くとなると若干距離がある。それとずいぶん中途半端な場所にあるなという印象だった。
というのも、渋谷以外だと恵比寿からほぼ同じ距離。代官山からもほとんど変わらない。つまり最寄り駅をいくつも持つ銭湯だった。
▲渋谷駅
▲永遠と工事をしてる新陳代謝の激しい街なので、来る度に景色が変わる
▲いつの間にかこんなのができてる(8月中旬に訪れたため、渋谷ストリームはまだオープンしていなかった)
▲渋谷といえども、5分ぐらい歩いていると人もまばらとなってくる
▲奥にある横断歩道を左折する
▲渡ったところ
▲信用金庫のわき道を入ると
▲改良湯の看板がみえてくる
▲到着
最初の入り口付近には女性専門のコインランドリーがあるなど、銭湯以外にも力を入れてある銭湯だ。
看板には2016年に100周年とあって、四ッ谷の塩湯と創業年が同じである。
あちらは昭和の頃の情景をかなり残していたが、こちらは、そうした古さが一切見あたらない。むしろそうした過去を振り返らない潔(いさぎよ)さみたいなものすら感じた。
入り口にある下足箱に靴をあずけて自動扉を開けると、奥の方に休憩所。手前左側にフロントがある。
座るのは50歳ぐらいのガーリーぽく話す女性。
右側の男湯の方に入ると、凹字のようにロッカーが右側に配置してあり、そのあたりにいくつもの椅子が無造作に置いてある。それと真ん中付近に座る大きな椅子。
左側には洗面台が2つとガンガン稼働してる冷房。
あと、入り口付近に洗濯機。
浴室は入り口が左右2つあって、中に入ると、手前左側に立ちシャワー。3つも揃っている。それと島カランが2列。壁のカランは左のみ。といっても壁カランは3つしかないので、ここでは実質島カランのみが洗い場だ。
右側にはサウナ。それと隣接した奥側に水風呂がある。縦長の水風呂で、なぜか鏡がついている。
浴槽は奥にあって、おおよそ均等に3分割されており、右側が赤外線バイブラ、真ん中が座湯3つ、左は深浴槽バイブラ。ともに白湯で黒い石を使った浴槽だ。なのでなんとなく重たい雰囲気。やはり銭湯のタイルは水色がいいと感じる。
壁絵は、ペンキ絵ではなく森林の写真。ブナ林と思われる。
客層は、高齢者か中年がほとんどで、若い人をみた記憶がない。それと入り口には暴力団関係者はお断りしますと紙が貼ってあった。スーパー銭湯はまだしも、一般の銭湯では珍しいだろう。
それとなにも知らずに来たのだが、ちょうど9月にリニューアル工事を始めるらしく、リニューアル前の時期としてはちょうどいいタイミングだった。
ここは歴史を持ちながら過去の遺物にこだわらない未来志向の銭湯なので、今後どのように「改良」されるのか楽しみな銭湯である。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 渋谷
経路 恵比寿方面へ
周辺の環境 自転車屋、信用金庫、飲食店など
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 森林の写真
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント奥
脱衣所 広め
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 赤外線、バイブラ、座湯、深浴槽
サウナ あり
温度 42℃
棚 なし(ただし、カラン上が物を置けるようになっている)
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(100円←高い!)
備え付け あり
◆人
受付 50代の女性
客層 中高年
【案内】
住所
〒150-0011
渋谷区東2−19−9
電話番号
03-3400-5782
アクセス
山手線「渋谷」駅下車、徒歩12分
休日
土曜
営業時間
15:00−24:30
※東京銭湯ホームページ転載