
センター南から歩いて10分ほどのところに港北天然温泉ゆったりCOcoがある。
元々あったスーパー銭湯を2018年12月に改装したもので、近年のスーパー銭湯の潮流を取り込んだコストパフォーマンスの優れた入浴施設だった。
【港北天然温泉ゆったりCOco】をザックリ言うと
・去年12月にファミリー層向けにリニューアルオープン
・設備は充実している
・料金はフルタイムを選ぶべき
・子どもたちが騒がしく、レビューでは賛否両論が渦巻く
・隣がフィットネスクラブなので体格自慢が大勢入ってくる
・スタッフも含め、高齢化社会とは真逆の若い人ばかり
・寝てると隣に小さな女の子がやってくる癒し空間
・ライバルの出現が方向性に大きく影響したのかもしれない

▲横浜市営地下鉄のセンター南駅

▲その周辺



▲センター北に向かってあるく



▲エスカレーターを降りて




▲駅から出たところ

▲そのまま真っ直ぐ







▲ちょっとまわってみる


▲テナントビルがもうみえてくる


▲ビルに沿ってあるく






▲左にまがったところ


▲到着。テナントビル(港北みなも)の入り口

▲中の様子

▲エスカレーターであがる

▲TSUTAYAがある二階

▲さらにあがると

▲三階

▲振り向けば

▲港北天然温泉ゆったりCOcoの入り口

▲ちなみに、お隣はフィットネスクラブのOASYSだ
入り口に入ると、右手側に靴箱がある。靴を預けると、入り口左手の方にフロント。
この時は、30代ぐらいの女性が対応してくれた。
「初めてですか?」と聞かれたので、リニューアル前のときも含めて「初めてです」と伝えると丁寧に説明してくれた。
大まかにコースが2つあって、90分コースとフルタイムコースに分かれている。90分は900円に対して、フルタイムは1490円。
日ごろ銭湯に行く身としては、1490円は高いなあと思うのだが、考えによっては東京まで行く電車賃が往復1000円であることを考えるとほぼ同じ値段じゃん?と自分を無理やり納得させて、フルタイムを選択。
フルタイムははじめから終業まで好きにいていいコースだ。
さらにフェイスタオルとバスタオル、部屋着までレンタルすることができる。なので明らかにフルタイムの方がコストパフォーマンスが高い。
結果として、こちらを選んで正解だった。
90分コースは、タオルを持参してて、サッと入ってパッと出て行く人向けだろう。それ以外にメリットはない。
受付では、まずはタグ付きの鍵を渡され、各種サービスはそのタグのバーコード(あるいはロッカーナンバー)で読みとられて最後に精算する仕組みだ。
フロントのある3階は、食事処とマッサージ施設、それと休憩所(リクライニングルーム)である。
そのため入浴するには階段かエレベーターであがる必要がある。
曲がって右側のところに階段があり、のぼるとまず目に飛び込んでくるのが、ココランド。

出典:港北天然温泉ゆったりCOcoホームページ引用
このココランドは、大人にとってかなりの危険地帯である。
最初はなにも知らずに休んでいたのだが、とにかく子どもたちが駆け回って騒がしい。
店側もいちおう対策として「はしらないで、しずかにしてね」という啓蒙ポスターを用意しているのだが、子どもたちの前では無力だ。
ここは穴ぼこもあって、もぐりながらマンガを読めるのだが、子どもたちが終始絶叫しながら駆け回っているので、正直怖い。
横にある椅子に座ってても目線のところで急カーブを切りながら走ってくるため、いつかスライディングタックルをかましてくるんじゃないかとヒヤヒヤしていた。
なので、後述するが大人の休憩は階下の3階がベストだろう。
さて、階段をのぼった右が男湯の入り口になる。女湯は左側だ。
のれんをくぐると、茶色の縦長タイプのロッカーがズラッと並んでいる。
左側は横に配列されていて、真ん中は逆に縦に配列されたものが奥へと続く。
あてがわれたのは真ん中のロッカー。中は普通の作りで、ハンガーなどはあるがちょっと狭い。
荷物が多い人だと少しスペースが足りないかもしれない。
脱ぎ終えると浴室へと向かうのだが、ここは出入り口が2つある。ロッカー側が直接露天風呂へと出入りできる扉で、右側がアメニティの充実した洗面台や、内風呂、カランなどがある方面である。
そのため、ほとんどの人は右から入っていく。
扉を開けて中に入ると、スーパー銭湯によくある緩衝スペースとなっていて、右に冷水機と脱水機がある。
さらにもう一つ扉もあるが、そちらはフィットネスクラブ(OASYS)の会員専用である。
OASYSに通う人たちも入浴できるらしく、屈強な男たちが出入りしていた。
その緩衝スペースを左に抜けると浴室になっている。すぐ左側に立ちシャワーがあり、数は8つほど。
そのため混雑してても並ぶことは皆無だ。それと備え付けがすべて置いてあるので、洗髪することもできる。
その立ちシャワーの奥側に隣接してあるのが、ぬる湯のバイブラである。温度は38℃ほどなので、ほぼ不感の湯と言っていいだろう。
こういうヌルいお湯ではあるが、常に人で埋まっていた。
さらにその奥にあるのがマッサージバス。強さはハイパージェット未満、通常ジェットバス以上といったところか。
深浴槽になっていて、そこそこ広い。

出典:港北天然温泉ゆったりCOcoホームページ引用
そして右手前に目を転じるとカランが扇状に広がっている。数もとても多く、ここも人で埋まることはない。
ただ、突き出た部分に膝が当たったり、シャワーの角度が微妙なので洗いにくい。
そのカランの目の前にあるのが、看板設備である天然温泉である。

出典:港北天然温泉ゆったりCOcoホームページ引用
広さは、10人ほどが入れそうなスペースで、お湯は茶褐色の色をしている。
成分は食塩泉で、独特の臭いをしているものの微かに臭う程度。
温度は41℃ほどで温泉効果のためか暖まるのが早い。
右側奥には通路があって、その先にフィンランド式サウナがある。そのサウナの手前側が水風呂だ。
サウナは一応、二重扉になっているが手前の扉は上が空いているので、ほとんど二重扉の意味をなしていない。
混雑時は出入りが激しく、その都度冷気が入ってくる。
サウナの中はコの字型になっていて、左側にはテレビがあるが、右側はなにもなし。
そのため自然と左側に集中する。
その室内風呂を抜けると、屋上に設置された露天風呂に出る。
露天風呂は、まず真ん中手前側にシルク(微細泡)風呂がある。
こちらも室内の天然温泉と同じぐらいの広さで、一般の銭湯なら間違いなく主浴槽級の広さだろう。
さらに通路を隔てた左側には日替わりの薬湯。この日は、ローズマリーとあったが、見た目は普通の白湯だ。
そして、ここ最大の売りであるのが、真ん中奥にある「天然温泉+炭酸泉+ナノ湯」である。
天然温泉に炭酸泉を加え、さらに振動させることでナノ湯を実現。
色は茶褐色ではなく薄緑色である。
その理由は塩素を加え、炭酸泉であることらしい。そうすることで脱色されるのだという。
温度は、41℃ほどで、炭酸泉としてはかなり高めだ。そのため高濃度をうたいながら、実感としては低濃度である。
炭酸は、温度が低いほど水中に含まれるため、それを犠牲にしてでも高い温度にこだわりがあったのだろうか?
それとナノ水ということで時々、切り絵のような泡が水面に漂っていた。
感触としては少しヌルヌルした感じである。
さらに露天風呂の左側をみると、かなり充実した外気浴スペースが広がる。寝椅子が3つ。
間隔をあけて置いてあり、あとはその前方に寝湯があった。
寝湯は緩い傾斜になっていて、お湯が背中から流れる。
ほかのスーパー銭湯で見かけるものではあるが、ここはお湯の温度が絶妙で気持ちいい。
最後はミストサウナで、一番左奥の地味な場所にひっそりとあった。
扉は一見するとスタッフの出入り口のようにもみえるが、開けてみるとものすごい白煙が吹き出してくる。
中に入ると案の定、あまりの濃霧状態で中がまったくみえない。
狭い空間ではあるが、目の前に座る人の顔が判別できないぐらいである。
足下にはお湯が張ってあり、そのお湯は定間隔で背中を伝って流れてくる。
ミストサウナ自体はそれほど熱くないのだが、足下のお湯がかなり熱いためすぐ暖かくなる。
そんな感じで、一般の銭湯はもちろんのこと、中規模のスーパー銭湯さえもしのぐ充実ぶりで、当初は大したことないかな?と舐めてたのだが、驚きの連続だった。
しかしこれでは終わらないのが、近年のスーパー銭湯。そしてもう一つの目玉であるのが、リクライニングルーム(ゆったりスペース)だ。
一度ロッカーに戻ると、部屋着に着替えて階下(3階)の休憩室へとむかう。
ここは漫画が3万冊もあるらしく

▲ドーン
若い人向けにアピールしている。
階段を降りると右側(フロントからだと左側)にあり、その通路の途中にはマッサージスペースが軒を連ねている。
その先にリクライニングルームがあった。

出典:港北天然温泉ゆったりCOcoホームページ引用
▲漫画本がこんな感じでオシャレに置いてあり

出典:港北天然温泉ゆったりCOcoホームページ引用
▲その先にこうしたスペースがある

出典:港北天然温泉ゆったりCOcoホームページ引用
▲お気に入りは、このベッド。たぶん、子ども用なのだろうけど大人でも入れるし、実際に入ってみた。
絶妙なプライベート感もあり、童心に戻れる
ハンモックは数がそもそも少ないのと人気なので空くことはほとんどない。
Googleのレビューをみると、以前はリクライニングベットがあったらしいのだが、それが完全撤去されてファミリー層向けへと衣替えされたそうである。
たしかに、客層をみるとかなりの家族連れが目立つ。
そのため、小さな子どもが多く、親の世代も比較的若い。
ついでに受付も10代後半あたりが中心なので高齢化社会とか少子化とか、日本の趨勢がここでは感じられない。
そしてなによりも嬉しいのが、階下はけっこう静かなことだ。
上のココランドは子どもたちの絶叫が響いているが、防音がしっかりしてるせいか下だとほぼ聞こえてこないし、若い人たちも漫画を読んでる限り静か。
たまに子どもが乱入してくることもあるが、ここに関しては親たちも気を使って素早く回収に来る。
これがおじさんたちのたまり場になると、いびきをかく人やずっと咳込む人がいるので、そっちの方が正直イライラする。
人によっては子どもたちの声を極度に嫌う人もいるが、個人的にはいびきよりも子どもたちの声の方がマシなので、ここの方が快適だった。
ゴロ寝してると、小さな女の子が隣にやってきて無邪気に本を読んでたりと、視覚的にも癒し空間である。
賛否両論のあるファミリー層向けのリニューアルであるが、理由としては近くで新規オープンした「センター南 湯もみの里」に対抗したせいかもしれない。
あちらは、中学生以下は入れないという大人に特化したスーパー銭湯で、そうした対抗措置を考えればファミリー層向けに舵を切ったのも当然だろう。
実際に港北ニュータウンは若い家族が多く、こうした方向転換は経営的には正解だったと思われる。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 センター南
経路 北方面に歩く
周辺の環境 商業施設
●空間演出
建物外観 商業ビル
壁画・眺望 水の流れる壁
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう
★設備
休憩所 色々充実
脱衣所 綺麗で広くて使い勝手がよい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類
サウナ あり
温度 38℃、41℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 とても良い
清潔さ 美しい
貸しタオル あり(料金に含まれる)
備え付け あり
◆人
受付 基本的に若い男女か中年の女性
客層 あらゆる年齢層だが、ファミリー層がメイン
【案内】
入館料(1回)
大人(中学生以上)
平日/90分プラン料金(税込)860円備考タオル、館内着セットなし
利用時間90分を超えるとフルタイム料金に自動的に切り替わります。大人(中学生以上)
土日祝日/90分プラン料金(税込)1,040円備考タオル、館内着セットなし
利用時間90分を超えるとフルタイム料金に自動的に切り替わります。大人(中学生以上)
平日/フルタイム料金(税込)1,280円備考タオル、館内着セット付大人(中学生以上)
土日祝日/フルタイム料金(税込)1,460円備考タオル、館内着セット付小人
(3歳以上小学生まで)
全日料金(税込)640円備考館内着セットなし
※大人(中学生以上)/子供(3歳以上小学生まで)
※料金はいずれも税込価格です。
※お支払には各種クレジットカードもご利用頂けます。(但しお支払方法は翌月一括払いのみとなります。)
月会費プラン
平日いつでもお風呂会員月会費4,320円利用可能日時月~金
平日全営業時間(60分/1日1回)備考平日のみ「60分/1日1回」お風呂利用が可能です。【※1】館内着・タオルセット別途料金(館内着:308円 タオルセット:206円)【※2】時間超過の場合「515円/1時間」いただきます。【※3】駐車場は当店利用時のみ「3時間まで無料」サービスとなります。 ※超過した場合は「150円/30分」
ご利用料金
利用に合わせて選べるプラン
手軽にお風呂だけを利用できる90分プランと館内着タオル付で利用時間制限の無いフルタイムプランをご用意しております。
※お子様はタオルセットのみとなります。館内着のご用意はありません。
入館料だけで施設を堪能できます。
男女合わせて20種類以上のスパ施設、公園をイメージした人工芝があり、ハンモックやベンチでリラックス出来るゆったりパーク、ゆっくりマンガを読めるゆったりベース、掘り込みソファーやボールプールで遊べるココランドなどお一人様でもご家族連れでもお楽しみ頂けるエリアが満載です。
※ストーンスパ、貸切風呂、リフレッシュサロン・エステ、レストランは利用料が別途必要です。
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100円以上のご利用につき ご利用料から入館料・チケット購入は1%、レストラン・リフレッシュサロンなどのご利用で3%ポイントをGETできます!
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≪申し込み方法≫
ご入館の際に受付のスタッフまでお申し付けください。
登録料として100円が必要となります。
ご入館に際してのご注意事項
・館内への飲食物の持ち込みはお断りしております。
・16歳未満の方のみでのご入館はできません。
また、高校生のみの22時以降のご入館はお断りしております。(22時までに退館をお願いします)
・3歳未満のお子様の大浴場のご利用はご遠慮いただきます。
別料金になりますが、貸切の家族風呂をご用意しておりますので、こちらがご利用いただけます。
・年齢に関わらずオムツをされている方は大浴場をご利用いただけません。
当施設では、以下の方のご入館をお断りしております。
・暴力団員、その他反社会的団体構成員・関係者と認められる方。
・入れ墨・ボディーアート(タトゥー・ペイント・シール等)のある方。
・皮膚疾患その他伝染病の恐れのある方。
・泥酔された方。
・他のお客様のご迷惑となる行為、危険な行為をされた方。
・その他、当施設をご利用いただくのに相応しくないと認められた方。
※万一ご入館された場合は、直ちに退館していただきます。
※港北天然温泉ゆったりCOcoホームページ転載