銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

仙石湯(東京・幡ヶ谷)

2023-04-01 07:20:00 | 銭湯
#仙石湯






京王新線
#幡ヶ谷駅

▲幡ヶ谷駅




▲階段をのぼって改札口まで行き


▲地図でみると、幡ヶ谷皮膚科クリニックの近くにある


▲南口を目指す


▲階段をのぼり


▲出たところ


▲出たら左に進む


▲あとは真っ直ぐ進むだけだ



▲商店街の入り口がある



▲目の前を横切るのは緑道。ちょうど桜の咲き始めた時期だったのでまだ3分咲きといったところだった






▲このあたりで仙石湯がみえてくる





▲スチームサウナの施設もあるが、いまだ休業中のために使えないそうだ


▲到着


開店は16時とあるが、しっかり扉が開かれていて、のれんも掛かっている。早めに開店したのかな?と思い、のれんをくぐって中に入った。
玄関のところから男女の入り口が分かれているので、受付は番台のところだ。左が男湯で、右が女湯。


扉をあけて中に入ると、照明がついておらず薄暗く、どうも様子がおかしい。番台に座るのは30代後半から40代前半ぐらいの女性。
最初に貸しタオルがあるか訊ねると「あります」と出してくれたのだが、やはり実際の開店は16時かららしく、高齢者を特別に入れる時間帯だったようだ(説明を受けたが、細かい話は忘れてしまった)。なので改めて16時に訪れることにした。
そして再訪して、お金を支払い脱衣場へと進むと、番台からは脱衣場の中が見えない構造になっていた。番台の横には大きな壁があり、その裏側が一枚の大きな鏡になっている。
女性から裸が見られたくない男性も安心できるだろう。一方で、浴室はちゃんと見えるようになっている。


脱衣場はかなり広いスペースで、真ん中に一つだけ島ロッカーがある。あとは左側にロッカーが並ぶ。
かなり余裕ある空間なので着替えるのが快適だったし、床もワックスを塗ったばかりだったらしくて、ピカピカに光っていて綺麗だった。
ここで注目なのはトイレ。昭和の懐かしい珠暖簾(たまのれん)がぶら下がっていた。平成の初期まではどの家庭にもあったものだ。
脱衣場の右奥には洗濯機が2つ並び、貸しタオルを返すときは右の洗濯機の中に入れて欲しいと言われた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


脱衣場の扉をあけると、浴室も広くて島カランが2つ並び、右壁にもカランが続く。カランのシャワーは勢いがあるので使いやすかった。ただ温度が安定しなくて、最初はあたたかかったのに途中でぬるくなった。
手前の左側には立ちシャワーが2つ。壁がなくてむき出しのもので、ハンドルは各一つずつのみ。回すとお湯のシャワーだけが出た。


その立ちシャワーの横にハーブ湯がある。このハーブ湯は熱湯とも表記されていて、足をつっこむとかなり熱い。正確な温度は分からないけど、48℃ぐらいか。自分の場合は10秒が限界で、でると足がヒリヒリした。


出典:東京銭湯ホームページ引用


さらに浴室の奥をみると、ジュビナバス(無数のノズルから浴びるシャワー)がある。お湯と水のボタンが2つ縦に並び、最初はお湯のボタンを押したが無反応。よくよく見ると足下から水がチョロチョロでていた。試しに今度は水のボタンを押してみると、ノズルから勢い良く水が発射される。かなり冷たいので、覚悟をもって使ったほうがいいだろう。
そして一番奥にあるのがミストサウナであるが、残念ながら稼働停止中。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽はというと、いちばん奥にあって、実質ひとつの湯船である。
左がバイブラで2人が入れるスペース。
右側が座湯で4人ほどが入れる。
これら主浴槽は低温と表記されているので、41℃ぐらいと誰もが入れる温度だ。
正直、低温は少し物足りなくて、高温は熱すぎて、ちょっとモヤモヤした。高温に入ってる人も少しはいたけど、もっぱら低温湯が人気。高温湯は利用数の少なさからもったいない気がした。


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵はなくて、レンガ調の壁になっている。これはこのあたりの銭湯でよく見かけるもので、この地域の流行なのか、経営者一族がおなじなのか。
ただ全く装飾がないわけではなく、入り口の上にあるガラスは手彫りガラスで様々な絵が描かれていた。


客層は高齢者がメインながら若い人もちらほらおり、比較的バランスが良い。
女湯からは時折話し声が聞こえていたが、全体的に静かだった。


ここの銭湯の特徴としては、シンプルで無駄な装飾を排してわかりやすく、空間も広いので動きが快適で自分好みの銭湯だった。なおかつ清潔となれば、人気なのもうなずける話だろう。
受付の女性は丁寧な接客をしてくれるし、見本のような銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 幡ヶ谷
経路 南方面
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 手彫り硝子
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 
サウナ あり(スチームサウナ200円)
温度 41~48℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け なし

◆人
受付 40代の女性
客層 高齢者や中高年

【案内】
住所
〒151-0066
渋谷区西原2−27−5

電話番号
03-3466-7219

アクセス
京王新線「幡ヶ谷」駅下車、徒歩3分

休日
月曜

営業時間
16:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載