銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

天神湯(東京・京急蒲田)

2023-04-15 06:47:00 | 銭湯 温泉
#天神湯





京急本線
#京急蒲田駅

▲京急蒲田駅。同じ蒲田駅でもJR蒲田駅とはだいぶ離れている


▲階段を降りて


▲改札口

▲地図をみると羽田空港線に沿って歩く


▲東口

▲空港線に向かって歩き


▲歩道橋をのぼり


▲階段を降りて


▲降りたら、空港線の下をくぐって左の道に進む

▲空港線沿いに道があるのだが、こちらには進まず

▲さらに左にある商店街の狭い道に進む

▲ここを真っ直ぐ進むだけ



▲おそば屋さんが左に見えてきたら

▲その隣に天神湯がある


▲到着


出典:東京銭湯ホームページ引用


▲日曜日だと9時から朝風呂をやってるようだ

▲男女入れ替えがあり、この日は男湯が一階だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


▲二階に下足箱がある


靴を預けて入り口に進むと、右側にフロントがある。座るのは、70代後半ぐらいの女性。
話し声がとても上品で感じが良い。ただ気になったのが、テーブルにお茶の入ったマグカップを置いてあること。結露などで下が濡れることもあるだろうし、その近くでタオルの受け取りをするのは若干抵抗を感じた。
フロントの後ろに券売機があるので、そちらで入浴券などを購入する。貸しタオルは50円だった。
先ほどの入り口から見て左側に広い食堂があり、軽食サービスもおこなっているようだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲受付とロビー

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲食堂


この日は男湯が一階だったので階段を降りると、大型銭湯らしく脱衣場は広いスペースになっている。
ただロッカーは壁沿いをL字に並んでいるので、数人が同時に使用しているとぶつかりそうになる。これだとせっかくの広いスペースが有効活用できていないように思えた。
すみっこにはドレッサーがあり、ドライヤーは有料。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲かなり広々とした脱衣場


浴室に入ると、浴室も当然ながら広い。
目の前には島カランがあり、右側の壁沿いにもカランが並ぶ。
左手前には立ちシャワー。
みんな勢いがあって使いやすいのだが、最初に使う時はかなり熱かった。


浴槽は浴室の左側を占めていて、入り口から見て奥側に主浴槽がある。
とても大きくて十数人は入れる規模だろう。ベーシックな設備が揃い、電気風呂を皮切りに座湯、ボディジェット、ハイパージェットと続く。
温度は43℃ぐらいと銭湯としては平均的な温度なので快適。


出典:東京銭湯ホームページ引用


入り口の手前側にあるのは水風呂で、ここは何回か来てるのだが、なぜかくる度にみんな潜水している。もはやこの銭湯の文化なのかもしれない。
その水風呂の隣にサウナがある。サウナもスーパー銭湯並みの広さで、大きさに驚く。そして一番すみっこにあるのは、ブラックシリカの湯船。この湯船は3~4人程度でいっぱいになるが、ここの銭湯の一番の目玉である。
解説を読むとブラックシリカとは北海道の南方でしか産出されないもので、幻の天然鉱石と呼ばれている。
成分は珪草類が堆積した天然鉱石で、アイヌ民族のあいだではかつてナウマンゾウがブラックシリカのある水辺で水を飲んでいたところ傷が早く癒えたという言い伝えがある。しかしナウマンゾウが絶滅したは2万年前なので、はたしてその頃の話を正確に言い伝えているのだろうかと若干疑問が…。
赤外線を放出してるので地中まわりは融雪が早く、地元の人たちはブラックシリカを砕いて融雪剤代わりに使ってるそうだ。だとすると幻の天然鉱石と呼ぶにしてはずいぶんと扱いが雑すぎる。


入り口から見て浴槽の真っ直ぐ進んだ先には露天風呂がある。
特別な創意はないけれども、広くて10人ぐらいは入れそうな大きな浴槽だった。
外気浴用の椅子もあるので、そこに座ってまったりしてると、ゆったりした時間が流れる。
頭上はほとんど屋根で覆っているが、隅っこのところだけ空いているので、雨が若干吹き込んでいた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵は、パネル写真で滝の写真が飾られているが左右対称なので、半分を切ってそれを反転させて一枚の形に作ったものだろう。


客層は、おどろくべきことに親子がほとんど。もともと大型銭湯はこうした親子連れが多い傾向にあるが、ここまで親子ばかりの銭湯ははじめてだった。
幼稚園児ぐらいの男の子と女の子がわんさかいるので、まるで幼稚園にまぎれこんでしまったかと思うほどだ。
さらに小学生だけのグループもいたり、どうしてこんなに子どもが多いのか不思議なほどだった。


建物は古いので所々老朽化した部分はあるが、全体的に綺麗で快適。
ほぼ標準的な設備が大半を占めているので目新しさはないのだが、一つひとつの精度が高く雰囲気もまってりしていて、こうした安心感が親子連れや小学生グループを呼び込む理由かもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 京急蒲田
経路 東へ真っ直ぐ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 電気風呂、座湯、ボディジェット、ハイパージェット、水風呂、ブラックシリカ
サウナ あり
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え あり

■サービス
接客 上品
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性
客層 多彩な年齢層


【案内】
住所
〒144-0035
大田区南蒲田1−7−23

電話番号
03-3731-7069

営業時間
14:00−24:00
土曜、祝日は12時から、日曜は9時から営業

※東京銭湯ホームページ転載