銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

かまぶろ温泉(川崎・鈴木町)

2020-01-25 06:31:00 | 銭湯 温泉



#かまぶろ温泉













ゲルマニウムと天然温泉
✔小魚の水槽がある
✔新しくも昭和の雰囲気










#鈴木町駅





▲京急大師線の鈴木町駅

ここが鈴木町駅と呼ばれるのは、味の素の創業者、鈴木三郎助に由来する。元々の名前は、「味の素前駅」。
その名の通り、味の素工場が取り囲み、まさに味の素専用駅といった感じである。





▲工場見学もできるそうだ


▲改札口をでて左側に向いたところ




▲大通りを渡り










▲公園がみえてくる


▲そのちょっと先を行くと


▲一度止まり


▲左折する


▲曲がったところ




▲ここで再び止まり


▲右折


▲あとは真っ直ぐ行くだけ



















▲もうみえてくる










▲到着


外観を一瞥すると、一般の銭湯にしてはかなり大きなビル。しかも住宅地の中にあって、黄色とオレンジに縁取られた壁面はめちゃくちゃ目立つ。
スロープ状の坂をのぼって自動扉をあけると、目の前に下足箱。銭湯の大きさと比べて案外狭いが、なかなか意匠の凝った作りだ。それと全体的に昭和っぽい雰囲気を醸し出している。
下足箱の裏側奥には小さなロビーがあって、ビールの自販機もある。ビールジョッキで飲んでる人もいたので、生ビールも提供してるのだろう。


受付は、入り口右側にあるフロントで、その手前に券売機があった。
ここはマッサージサービスや有料サウナもあるので、メニューがかなり豊富。


受付に立つのは、60代後半から70代ぐらいの細身の女性。大きな声で「いらっしゃいませッ!」「ありがとうございますッ!」と元気ハツラツな声が響く。
チケットを出すと「お兄さん、靴箱の鍵をだして」と言われて貸しタオルと交換。ロッカーの鍵も手渡される。
受付の後ろには、若い女性ともう一人女性がいて、コーヒーカップ片手に三人で楽しそうに語らっていた。


男湯は左側にあって、のれんなどはなくダイレクトに入る。なので、女性たちの笑い声も脱衣場に直接響いていた。また脱衣場には音楽が流されており、その時はテレサテンの曲が流れていた。


脱衣場はそれなりに広く、入って左側の壁際と入り口付近に島ロッカーがある。
浴室入り口の左側には洗面台。綿棒やティッシュも置いてあり、ドライヤーは無料とスーパー銭湯並みのサービスである。
掃除もマメにしてるらしく、受付とは別の年配女性が脱衣場で掃除機を掛けていた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉を開けると、ビルの外観とは裏腹に、落ち着いた雰囲気。それと想像してたよりも新しかった。古くない時期にリニューアルしたのだろう。


浴室に入ると目に飛び込んでくるのが、2つの島カラン。
右手前には立ちシャワー。浴室入り口の真ん中には、足下を洗うためだけのプッシュ式カランが2つ用意されていた。


左側に目を転じるとさっそく天然温泉がある。
たぶん黒湯だろうなと思って近づいて見ると、たしかに黒湯なのだが、よくよく見ると見た目が泥水っぽい。


ちょうど目の前には三人が座っていて、右側のほうは誰も入っていなかった。
なんだ空いてるじゃんと思い、縁をまたいで足を入れたところ、なんと深浴槽だった。足が短いのですぐに底につかず、うっかりこけそうになった。
温度はぬるめで、40℃ほど。


入り口に視点を戻すと、左奥に主浴槽。右奥にも小さな浴槽があって、こちらは寝湯である。残念ながら水枕は冷たくなかった。
左の主浴槽には水槽があり、いろんな種類の小魚たちが泳いでいた。水槽自体もかなり大きく、つい見入ってしまう。
主浴槽自体は、左奥にジェットバスが3つ。右は深浴槽をかねた座湯が2つ。
温度は43℃ほどである。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の真ん中にも設備が続く。
階段をあがると、小さなスペースになっていて、右壁側がハンドシャワーで3つのカラン。
左にはサウナと水風呂。水風呂は18℃を示していたが、もうちょい冷たかったかもしれない。


さらに奥側にはカーテンが引いてあったので、物置かな?と覗いてみると、マッサージの最中だった。
どうやら看板にあった中国式マッサージはここでやっていたようだ。


客層は中高年がほとんどだが、親子連れなどもおり、年齢層は幅広い。
駅から離れており、入浴客は主に地元の人たちだろうが、そうした立地にあってもサービスや設備は充実していて、かなり意欲的な銭湯である。
ただ、スーパー銭湯のような合理性を追求した洗練さはなく、どちらかというと経営者の感性が見事に反映された作り。それと川崎ならではの独特な雰囲気も醸し出していた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鈴木町(川崎大師駅からもほとんど距離は変わらない)
経路 南下する
周辺の環境 住宅地

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 下足スペースの裏
脱衣所 きれい
シャワーの出 使い勝手がよい
浴槽の種類 天然温泉、ゲルマニウム温泉、ジェットバス、座湯、寝湯、水風呂
サウナ あり
温度 40℃前後
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 元気がある
清潔さ きれい
貸しタオル あり(40円)
備え付け あり

◆人
受付 60代後半から70代前半ぐらいの女性と愉快な仲間たち
客層 中高年


【案内】

住所
〒210-0804 
川崎市川崎区藤崎4-7-3

電話
044-211-2626

営業時間
6:00〜27:00

定休日
毎週金曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載


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2 コメント

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Unknown (p4p)
2020-01-25 13:17:20
営業時間長っ!
浴室の設備も豊富で使い勝手の良さそうな銭湯です。天然温泉やソープ類完備なのもGOOD。川崎は銭湯の黄金地帯ですね(笑)。温泉はどうやら濁り湯みたいですね。泥水みたいな感じだと、鉄っぽい匂いがしませんでしたか?それと塩味もすれば、結構強烈な部類のお湯だと思います。サウナを利用しなくても十分満足できそう。
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Unknown (southandnorthface)
2020-01-25 15:00:54
@p4p こういう温泉を濁り湯と呼ぶんですね。
最初入ったときは、えっ…泥水?という感じで、かなり戸惑いました(笑)
言われてみると確かに鉄分の匂いもあったようななかったような…。
温度が低かったせいか長湯してる人が多く、そんなに刺激の強い感じではなかったですね。

備え付けもあるし、使い勝手は良かったです。
川崎はけっこう面白い銭湯が多くて、そのわりにあまり紹介される機会が少ないので、川崎の銭湯はもっと注目されていい!と個人的には思いますね。
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