銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

湯快爽快くりひら(川崎・新百合ヶ丘)

2020-10-10 07:59:00 | スーパー銭湯
川崎・新百合ヶ丘
#野天湯元
湯快爽快
くりひら








小田急小田原線
#新百合ヶ丘駅


▲新百合ヶ丘駅


▲路線図をみるとこんな感じ。上真ん中
に新百合ヶ丘駅があって、下右側に栗平駅が見える。
本来なら栗平駅が最寄り駅なのだが、歩くのが面倒なのと町田駅から来てるため電車賃の節約もあって送迎バスを利用することにした





▲階段をのぼって




▲サンドウィッチマンの広告。実は3、4年前にサンドウィッチマンがスーパー銭湯を梯子する番組で湯快爽快くりひらを訪ねており、いつか行こうと思ってた


▲それが今回ようやく実現


▲駅員さんの手書きだろうか


▲町田駅にもあった。小田急は絵心のある駅員が多い


▲改札口をでたところ


▲おしゃれな駅ビル


▲こっち側は映画館とかある栄えてる方だが


▲地図をみると、向かうのは反対側。さびれた方である(右の方)


▲なので北口に進む


▲階段を降りて


▲降りたところ。目の前に三井住友銀行がみえる


▲その右側に階段


▲降りると、先ほどの三井住友銀行が左にみえる


▲新百合ヶ丘駅を振り返る


▲銀行を左に曲がると


▲この通りにでる。右側の茶色建物は麻生区役所。かつて書類の例示に麻生太郎という名前を使っていたのだが、麻生太郎総理が誕生すると混乱を招くためやむを得ず変更したとか


▲三井のリハウス目の前で待つと


▲送迎バスがやってくる。
この送迎バス。かなりクセがあって動いている時は別段問題ないのだが、止まってるときは物凄く小刻みに揺れる。帰りは渋滞に巻き込まれてしまったため、少し酔ってしまった。バスが苦手な人はやめた方がいいかもしれない


▲そして15分ぐらい小刻みに揺られながら駐車場に到着


▲隣に湯快爽快くりひらがある








▲和風を意識した作り。中の浴室もそんな感じだった


▲コロナの影響で営業時間も変更してる


▲立体駐車場もある。スーパー銭湯はこれだけ土地を用意しないといけないので大変だ


▲周辺の写真


▲普通の住宅街


▲中に入る


▲到着


中に入ると、目の前がいきなり床屋さん。スーパー銭湯は基本的に入り口近くにヘアーカットを置くのが原則だが、ここまで玄関に近いのはあまりないかも。


左側に進むと下足箱があって、さらに左側(玄関の裏手)に券売機がある。
訪れたのは日曜日だったので、土日価格の入浴料1100円に、タオルレンタルが290円。これらは一般価格で、会員になると少し下がる。


フロントは券売機の反対側にあって、その受付の右裏側にも下足箱があった。
受付には2~3人の女性がおり、対応してくれたのは40代半ばぐらいの女性。
対応はまったく問題ないが、ちょっと覇気がないというか元気がない印象。この年代の人だからというわけではないが、なぜかこの時はフロント全体が暗かった。ただ帰りになると女子大生ぐらいのスタッフが笑顔で出迎えくれて、活気ある雰囲気に様変わり。


受付の時は、下足箱の鍵を渡すように言われ、かわりにICチップがついたタグを渡される。これで店内の決済をすべて済ませる仕組みだ。タグの番号はロッカーと無関係なので、ロッカーは好きな番号を選んでいい。帰りは買い物をしなかったので、下足箱の鍵と交換しておしまいだった。


浴室は一番奥にあるのだが、途中に色々とあって驚く。
受付のすぐ左側は畳敷きの休憩所があって、みんな横になって漫画読んだりスマホをいじったりしていた。
右側は食事処で、椅子の席と座敷とに分かれている。その食事処の奥には、なんと黒湯の足湯がある。みんなが食事してる中で入るのはちょっと落ち着かないような…。


廊下はまだまだ続き、左に魚エステ。水槽に足を突っ込んで魚に古い角質を取ってもらうというものだ。400円と微妙な値段。
その隣には、女性専用の休憩所があった。ということで、最初にあった休憩所は実質男のみ。男女に分かれてるのでお互い安心だろう。
その右側は、エステを施術するスペースで、まだまだ浴室にたどり着かない!
どんだけ歩かせるんだ!
そこからさらに奥に進むと、ようやく右側に浴室の案内がみえてくる。ここは男女入れ替えがあるようだが、今回は男湯は一番奥側だった。


のれんをくぐって中に入ると、脱衣場は横長で、規模からするとまあまあの広さという感じ。とくに広いわけではないが、狭いわけでもない。ただ混雑してくると、ちょっと着替えにくかった。


全体的には、真ん中に島ロッカーがあって、右側に洗面台が並ぶ。とくに目をひくような設備はなかった。
浴室への扉を開けると、小さな緩衝スペースを抜けて、その奥左側にカランだけが並ぶ空間がある。手前に一つだけ立ちシャワー。あとはよくあるスーパー銭湯のカランだ。ただ、シャワーに勢いがあるので、ボタンを押すたびにシャワーのヘッドがのけ反る。


丹念に体を洗うと、奥の空間に入れば、ようやく浴槽のあるスペースがみえてくる。たどり着くまでに長い旅だった。
すぐ左手にサウナがあり、縦長の空間になっていた。もちろんスーパー銭湯だから二重扉でしっかりと熱気がこもっていたが、最近流行りのロウリュウなどはなかった。


出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用


そのサウナのお隣、つまり入って真っ正面のところに水風呂がある。水温は17℃から18℃の間を維持しており、ちょうどいい案配。


出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用


その水風呂の右隣が座湯で、薬湯でもあった。ジェットの勢いはマイルド。三人が同時に入ることができる。


出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用


その座湯の反対側、つまり進んで右側のところがここの室内の主浴槽で、10人前後は入れるかという広さである。
奥には堂々と「白湯」とかかれてあったが、真っ赤に染まる薬湯だった。
温度は座湯とおなじ40℃ぐらいで、スーパー銭湯らしい温度。勢いのあるバイブラが吹き出しており、湯船が常に揺れている。真ん中には岩。
ここまでが室内で、次が露天風呂である。



出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用


外にでると、ちょうど室内の主浴槽に隣接する形で、露天風呂の主浴槽である黒湯が目に飛び込む。こちらは10人は余裕で入れそうな広さで、ぬる湯。38℃ほどなので、夏だとちょうどいい。


出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用


その主浴槽の反対側、つまり外にでてすぐ左が壷湯で、こちらもおなじ38℃ぐらいだったと思う。


出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用


さらにまっすぐ進むと、今度は離れのような建物があって、中に入れば右側に手短なカランがあり、左が黒湯の浴槽。
こちらも40℃ぐらいと体に優しい温度なものだから、つい長湯してしまった。


出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用
▲縁だけが木材であとは石作り


この施設の右側に、あつ湯がある。
あつ湯も5~6人は入れそうなスペースで、普通の銭湯なら間違いなく主浴槽の広さ。温度は42℃ぐらいなので、銭湯巡りをしてる身としたら、やっぱりこの温度が一番いいなと思った。


出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用


さらに右に進んだところに寝っころがれるマット。一応、間を空けるように注意書きのラミネートが貼られてあるが、無視する人もいた。


最後は寝湯で、露天風呂の一番右上にある。ゆるやかな勾配の背中部分にお湯が流れてくる設備。
横になると、予想より熱いお湯が背中に伝ってくる。夏の終わり頃だから熱く感じたが、冬だとちょうどいい温度か。
この類の設備は、おそらく通常の銭湯だと唯一ない設備。
冬の外気温が低いときでも気持ちよく入れるので個人的なお気に入りである。
しばらくボーと色んなことが考えられて(どうでもいいことばかりだが)、たいていここで時間を過ごす。


出典:野天湯元湯快爽快くりひらホームページ引用


こんな感じで、室内は薬湯。露天はすべて黒湯ときれいに分かれている。
黒湯はすごく濃厚で、墨汁をたらしたような色合いだ。
温度はほかのスーパー銭湯同様に適温。子どもも大人も楽しめる設定である。
コロナの影響からか、すべての窓が開けられていて解放感も十分。


客層は、だいたい高齢者が多かったが、親子連れも少し見かけた。日曜日だったけど、若い人はあまりいなかった印象。このへんは時間帯にもよるだろう。


ほかのスーパー銭湯と比べて、ここが凄い!というずば抜けた部分はなかったが、平均点の高いスーパー銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 栗原、新百合ヶ丘
経路 送迎バスで団地を経由する
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 和風な建物
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 畳敷き(女性専用もあり)
脱衣所 ふつう
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、薬湯、バイブラ、座湯、黒湯、壷湯、寝湯
サウナ あり
温度 38~42℃
棚 あり
男女入れ替え あり

■サービス
接客 良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(セットで290円)
備え付け あり

◆人
受付 40代と20代の女性
客層 高齢者がメイン


【案内】
住所
神奈川県川崎市麻生区片平8-2-1

交通アクセス
小田急多摩線栗平駅下車 徒歩10分
新百合ヶ丘駅、鶴川駅より無料送迎バスあり
津久井道(県道3号・世田谷町田線)を町田方面へ進み、小田急新百合ヶ丘駅前を通過し2km先の柿生駅前を右折1.7km
休業日

営業時間・営業期間
(日~木)9:00~24:00
(金・土・祝前日)9:00~25:00
※最終受付は閉館30分前まで

料金
平 日
大人(22時まで) 会員 850円 / 一般 950円
大人(22時以降) 会員 650円 / 一般 750円
子供 430円

土休日
大人 会員 1,000円 / 一般 1,100円(土曜日9:00-12:00は平日料金)
子供    550円
※土曜日に限り大人1名につき子ども2名まで、1人250円。

いいふろの日(毎月11・26日)
大人 平日 650円 / 土休日 750円
子供 平日 250円 / 土休日 350円

年中無休
(年2回程度の臨時休業あり)

※ニフティ温泉ホームページ転載


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (azm)
2020-10-10 13:24:23
こんにちは、
やはりこの設備はスーパー銭湯ですね。
たまに行って、色んな浴槽に浸かるのもいいですね^_^
返信する
Unknown (southandnorthface)
2020-10-10 15:17:34
@azm AZMさんへ

こんにちは!

ここ最近はスーパー銭湯に全然行ってなかったので、前から考えていた湯快爽快くりひらに行ってきました。
チェーン店なので、さすが運営はしっかりしてるなという感じで良かったですね。
大阪に行ったときも世界の大温泉に立ち寄ろうか考えていたのですが、なにせめちゃくちゃ広いから最短でも半日以上は潰れるなと思い、諦めました(>_<)
今度また大阪に行く機会があったら、スパワールドに入ってみたいですね。
返信する
Unknown (p4p)
2020-10-11 09:48:29
久し振りのスパ銭ですね!しかもドクターフィッシュまでいるw海外みたいに全身浴できるドクターフィッシュ浴槽を作れば面白そうじゃないですかw古い角質を食べてもらってからサウナに入れば汗の出も良さそうですし。

浴槽は内湯が薬湯、露天が黒湯と分かれているのも個人的には好きですね。露天の寝湯は青森の年配者が好きな、浴槽から溢れた湯の上に寝る入浴法、通称トド湯みたいな感じなので、こっちの銭湯に導入したら取り合いになりそうですw
返信する
Unknown (southandnorthface)
2020-10-11 10:44:41
@p4p エイトさんへ

スーパー銭湯って基本的にどこ行っても外れがないというか、安心できる反面おもしろ味がないのでここ最近は遠ざかっていたのですが、久しぶりに行くと、スーパー銭湯イイジャンと新鮮でした。
角質取ってくれるのは、ドクターフィッシュって言うんですね(たぶん書かれてたと思うけど見てなかったです)。
全身はたしかに面白いかも(笑)
内風呂と露天がハッキリ分かれてるのは自分も良かったです。
青森だと高齢者が寝湯好きなんですね。
最近の新しい銭湯は、基本的にスーパー銭湯の機能をトレースしてるのですが、寝湯だけはなぜかなくて(たぶん露天のスペースが限られるからだと思うのですが)、スーパー銭湯のアドバンテージといったら絶対寝湯だろ!と言うことで、しっかり堪能してます。
トド湯って調べたら、トド寝というのが青森と秋田の境にある古遠部温泉が発祥地なんですね。いまの時代でも携帯の電波が届かない辺境地らしいのですが。
まったく知らなかったので勉強になりました! 
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