銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

小山湯(横浜・石川町)(リニューアル)

2020-04-21 07:57:00 | 銭湯
横浜・石川町
#小山湯


✔半地下にある浴室
✔快活な受付の女性
✔お湯はけっこう熱め








#石川町駅


▲JR京浜東北線の石川町駅




▲構内にはフォトギャラリーが展開している


▲西洋館など名所の紹介も








▲橋から撮影した石川町駅


▲地図をみると、現在地がここ。今回の目的地である小山湯は、川沿いを進む


▲改札口をでたところ


▲目の前にみえるのが中村川


▲左に進む






▲目の前にみえる茶色マンション沿いに進む


▲なのでいったん横断歩道をわたり


▲お地蔵さん


▲左に向く




▲ここを右折


▲あとは真っ直ぐすすむだけ








▲ここで立ち止まって左をみると


▲小山湯に到着。つい見過ごしてしまいそうな地味な看板である


▲いたって普通のマンションだ


▲入り口は半地下構造


▲入り口は2つあるので、もう一つの方も見てみよう


▲裏側にまわる道


▲もう一つの入り口に到着。こちらのほうが分かりやすいだろう





▲中に入ったところ


▲工場や学校にありそうな靴箱


男湯はむかって左側で、のれんをくぐると右手にフロント風の番台がある。
座るのは、70代半ばぐらいの女性。
元気ハツラツに、「いらっしゃいませ!」と大きな声で挨拶してくれる。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「あるわよ。どんどん使って」とタオルを出してくれて「タオルだけで大丈夫なの?」と色々気遣ってくれる。浴室には備え付けもあるので、タオル意外になにが必要なのだろうか?と思ったが、そのときは聞かなかった。
「お兄さん、下駄箱の鍵を出して!」と言われると鍵を出せば、プラスチックのタグが渡される。これで帰りのときに鍵と交換する。帰りのときは「気をつけてねー」「またね!」と積極的に声を掛けてくれる。とてもいい人だ。


ここは新しくリニューアルしたので、以前来たときと較べて記憶は曖昧だが、まず床が綺麗になったと感じた。
スーパー銭湯のような撥水速乾性のある床で、若干無機質ではあるが、足裏の感触は悪くない。
真ん中には古い島ロッカー。これはそのまま残したようである。
左壁沿いにもロッカーが並び、一番奥にはゲーム機の筐体。みた感じちょうど90年代あたりに作られたものだろうか。
まだ使用できるのか分からないが、電源は入っていなかった。
ほかにテーブルと椅子。その横にテレビが設置してあった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲リニューアル前の写真なので、床は違っているが、ロッカーはそのまま。手前の灰皿はさすがになかった


浴室の扉を開けると、だいぶ綺麗になったなという印象。島カランが2つ並び、右壁にもカランがある。
左手前には立ちシャワー。
こちらはヘッドが真四角の平面で、プッシュボタン式である。
たぶん水かなと思って押してみると、やはり水だった。水風呂かわりに作ったものだろう。
対面(つまり左側の島カラン)には、ハンドシャワーがあり、足下には足つぼが敷かれている。


カランのシャワーは、すべて固定式でやや高めに設置してあった。
ヘッドは昔ながらのタイプで、新しいけどデザインが古いといった印象である。
備え付けもちゃんと用意してあり、シャンプー類のほかシェービングフォームまで置いてある。手厚いサービスだ。


浴槽は奥にあって2つに分かれている。
右側が主浴槽で白湯。だいたい全体の8割ほどを占め、右はなにもなく、左側にジェットバスが2つ。温度計は46℃を示していたが、確かにかなり熱い。入った瞬間に足がヒリヒリする感覚で、あきらかに熱湯中毒者むけの温度だ。
白湯と隔てて左にあるのが薬湯で、バイブラ仕様。こちらは肌感覚だと42℃ぐらいか。
薬湯の温度計は38℃を示していたが、さすがにそれはなかったと思う。実際に一人の入浴客が足を入れた瞬間、「あつッ」と言ってたので、たぶん40℃は越えていただろう。
こうなると主浴槽の温度もかなり怪しくなってくる。実態はもう少し熱かったかもしれない。
そんな感じでめちゃくちゃ熱いなと思いつつ、なんとか無理して主浴槽に浸かっていると、薬湯にいた三人がこちらをジッとみている。
なんだろう?と思ってると、一人の入浴客が「俺は50℃近くもある隣のお湯は入れねぇよ」と呟いていたので、たぶんコイツよく入っていられるなと思ったのだろう。
ほとんどの入浴客は主浴槽に入らず、薬湯がメインだった。
明らかにサブとメインの温度設定が間違ってるような…。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


もうひとつ、ここの売りはミストサウナである。
写真を見てのとおり浴室の左側にあるのだが、中に入るとかなり狭く、痩せた人なら三人ほど。太ってる人が一人でも入ったらせいぜい二人が限界かという狭さだ。
どうせミストサウナだろうと侮っていたが、入ってみるとなかなか熱い。さすがにドライサウナほどではないが、ミストサウナからすれば熱い方ではないかと思う。
こちらもリニューアルしたのでだいぶ綺麗になっていた。


こんな感じで、もともと意匠の凝ったところではないが、全体的にとても綺麗になっていて、最初から最後まで快適な銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 石川町
経路 住宅街
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 
統一感 あり
置物 ゲーム機
照明 明るい

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 狭いが綺麗
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 
サウナ ミストサウナ
温度 42~46℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 フレンドリー
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 70代
客層 高齢者中心


【案内】
住所
〒231-0868 
横浜市中区石川町3-106-4

電話
045-641-5708

営業時間
11:00〜23:30

定休日
年中無休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載


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2 コメント

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Unknown (southandnorthface)
2020-04-21 23:15:26
@p4p けっこう銭湯って、その時の体調によっていけたりするじゃないですか?
日によっては、42℃でもキツいなと感じることもあるので(笑)、この時はたまたま入れた感じでした。

たしかにホーム銭湯でメインの浴槽に文句をつけてるのはちょっとおかしいですね(笑)あと、水で埋めるという手もあるので、色々と工夫次第では入れるんじゃないかな?とは思いました。

受付はほんと元気をもらえました。
ここはミストサウナもあるし(たぶん今はコロナの影響で閉じてると思いますが)、熱いのが苦手な人でも楽しめる場所だと思います。
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Unknown (p4p)
2020-04-21 22:36:32
プロが浸かる姿を見せつけてやりましたね(笑)。46℃以上だと、最近ぬるめ〜適温にしか浸かっていない私の弱体化した体だと数秒が限界かな。主浴槽がこの温度だと客層は熱湯を求めてやってくる客ばかりだと思ったらそうでもなさそうですね。正直、熱湯が苦手なら他の銭湯に行けばいいんじゃないか?と、思いましたが、ホーム銭湯にする理由はお湯の温度設定だけではないですもんね。元気の出る受付の対応、脱衣場&浴室の雰囲気など、温度設定以外にも通いたいと思える所が多い銭湯です。
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