東京・浅草
#荒井湯
東京メトロ銀座線
#浅草駅
▲改札口
▲抜けたところ
▲近くの地図をみると、今はここ。今回は、右に見える吾妻橋を渡る
▲駅構内にある御輿。普段であれば混雑してて、全体を撮ることはできない
▲緊急事態宣言前のときだったが、コロナウイルスの影響で浅草駅もスッカラカンである
▲出口4から地上にでたところ
▲目の前に吾妻橋
▲左をむけば桜まつりの会場。やはりそれなりに人はいる
▲右を向けば係留された屋形船
▲吾妻橋を渡りきると、左側にアサヒビールの建物を仰ぎ見ることができる
▲聖火台のうえに輝く炎を模したオブジェ。特殊な形状から、一時期はロッククライマーが清掃してたとか
▲まっすぐ進む
▲右にあるのは発明家ショップトキメキ
▲そのまま進んで
▲大通りにでる
▲ここも渡り
▲渡ったところ
▲左をみるとスカイツリーがみえる
▲ひたすらまっすぐ
▲ふと右側をみると
▲びっこを引きながらひとりで散歩している老犬がいた
▲またしても大通り
▲右斜めをみると煙突がみえる
▲ここを渡って
▲ちょっと右に行くと
▲到着
▲コロナウイルスの影響がこんなところにも
入る前に、ちょっと寄り道した浅草寺の様子も紹介
▲神谷バーの目の前
▲人力車も手持ち無沙汰
▲雷門前では、人力車の呼び込みがむなしく響く
▲シャッター通り状態
これが土曜日の浅草なのか?というぐらい寂寞とした状況だ
(撮影は2020年4月4日)
さて、荒井湯に戻る
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
外観はみての通り、なかなかの古い建物。中に入ると想像通り下足箱は狭く、出てくる人とぶつかったら身動きがとれないぐらいだ。
そそくさと靴をしまうと、扉を開ければ左側に番台があり、座るのは60代前半ぐらいの男性。
みた感じ頑固おやじ風のスポーツ刈りをしており、実際にそんな感じだった。愛想は決して良くないが、悪い人ではなさそうだ。
貸しタオルを訊ねると、「はいはい」と言って出してくれて(帰りのときは「はいはいはい」だった)、受け取って脱衣場を見渡すと、ロッカーの配置がちょっと他と異なる。
まず手前に横切るロッカーがあり、右斜(はす)向かいのロッカーはL字型で並ぶ。手前の壁にもロッカー。その島ロッカーの上に複数の水槽が置かれてあった。
右側に視線を移すと、池のある坪庭。トイレはその縁側をまわった奥にある。
池には鯉が泳ぎ、その池の一部が板張りになっていた。椅子もいくつか置かれてあり手作り感満載。決して洗練された統一感はないが、家庭的でいい感じだ。
浴室の扉をあけると、古い銭湯にしてはかなり綺麗で、どうやら最近になってリニューアルしたようである。
とくに床とカランのタイルが新しい。一部、鏡などは浸食されたままだったので、中普請にとどめたのだろう。
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
真ん中には島カランがあり、右側は手前に立ちシャワーが2つ。
その奥にもカランがあるが、こちらは2つだけで蛍光灯がやたらと近かった。
左手前には、備え付けのシャンプーが置かれてあり、あとは間仕切りにカランが並ぶ。
ちなみに、その間仕切りにはラミネートされた写真が貼られてあって、全部「スカイツリー」の写真だった。
土台工事から完成近くまでの年を追った連続写真もあり、なかなか興味深く鑑賞させてもらった。
浴槽は、L字型になっていて、右側が手前にせり出している。その右側が低温と表記されており、入るとたしかにぬるい。温度は38℃ほどで、そこにも写真が張られてあった。
こちらは子猫や子犬たちが戯れる写真で、おそらく子どもが入ることを意識した作りなのだろう。大人にとっても癒しの空間である。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲銭湯ではめずらしい俯瞰撮影。こちらは女湯。手前の間仕切りには並べられたスカイツリーの写真がみえると思う
奥が主浴槽で、バイブラ、それとラジウム鉱泉も兼ねているらしい(ここではラジュームと記載されてた記憶が…)。
この主浴槽も41℃で銭湯にしては少しぬるいかな?といった感じだ。
そして最後に左端の浴槽が深浴槽で薬湯。この日は抹茶で、高温湯とも書かれてある。
38℃→41℃と続くので、まあ高温といっても大したことないだろうな「ハッハハ」と高をくくって足を入れてみると、かなり熱いのでビックリ。
さすがに入れないほどではないが、肌感覚だと45℃ぐらいか。一応、浴槽には約44℃とあったので、たしかにそれぐらいかも。ただ、あくまでも「約」なのでそれより高かった可能性もある。
41℃だけだと物足りない人にとって44℃の刺激は嬉しい。
壁絵は葛飾北斎の神奈川沖浪裏をモチーフにしたもので、描いたのは中島盛夫さん。現代でも色褪せない北斎の大胆にして緻密な構図は素晴らしい。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲中島盛夫さんにより“再解釈”された神奈川沖浪裏。オリジナルより抑え気味で写実的にみえる
客層はほとんど高齢者で、おそらく地元の人たちだろう。特に騒ぎ立てることなく静かに会話してた。
浅草といえば賑やかなイメージがあるが、ここは落ち着いた雰囲気の銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 浅草
経路 隅田川を渡り南方面へ
周辺の環境 飲食店や住宅街
●空間演出
建物外観 古い宮造り
壁画・眺望 神奈川沖浪裏
統一感 あり
置物 植物や水槽
照明 明るい
★設備
休憩所 縁側や脱衣場内
脱衣所 ロッカーが変わった配置
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 温度別、バイブラ、座湯、薬湯、ラジウム泉
サウナ なし
温度 38℃、41℃、44℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし
◆人
受付 60代前半ぐらいの男性
客層 高齢者中心
【案内】
住所
〒130-0004
墨田区本所2−8−7
電話番号
03-3622-0740
アクセス
都営浅草線「本所吾妻橋」駅下車、徒歩10分
休日
水曜
(第5水曜は営業)
営業時間
15:30−24:00
※東京銭湯ホームページ転載
浅草は昭和の香りがしていますね!
懐かしい感じのいい銭湯^_^
銭湯めぐりしたくなりました
お気をつけてお過ごし下さい。
浅草は、昔の風情を残したところが多いので、街自体が生きた博物館といった感じでとても楽しい街です。
いまはコロナの心配もありますが、しっかり感染に気をつけながら、今の状況を記録に残したいと思っています。
此方の宮造りの古い銭湯、温度設定にメリハリがあって良いですな。カランで水浴びを含めれば、数パターンの楽しみかたができそうですね。壁絵も迫力があって見応えがありそうです。こんな見事な壁絵、こっちにはないですよ(笑)。
雪混じりの雨が降る極寒のときでも人をかき分けるほど賑わっていた浅草が、一番賑わう桜の季節でこんな人が少ないなんて…と衝撃的でした。
温度は言われるとおりです。メリハリがありました。ボキャブラリーが乏しいので、「メリハリ」って言葉がでてこなかったです(笑)
壁絵は関東圏の文化らしいですね。自分はこっちしか知らないので、ほかの地域は基本的にないことに驚いた記憶があります。
ただ、最近の銭湯は基本的にペンキ絵をなくす傾向にあるので、この文化もそろそろ時代とともに消えつつあるのかなと感じています。
墨田区へ引越して来て、もうじき2年半になりますが、御谷湯さんは何度も行かせて頂いているのですが、帰宅するルートを変えてみて途中に、偶然この「荒井湯」さんを発見しました。どんな銭湯なのかとても気になっていた所でこちらのブログを見つけ拝見させて頂きました。
気になっていた部分もわかり、有り難いです。
以前車を所有していた頃は、仕事帰りに色々な銭湯を巡っていた時期が有りました。多分,120〜30件程は回っているかと思いますが、下町は全く無かったので、また銭湯巡り再開したいです。
今後も読ませて頂きますね。
こんにちは。
コメントありがとうございます!
墨田区に引っ越されたということで、銭湯好きとしては羨ましい限りです。このあたりは良い銭湯が多いですよね。
少しでもお役に立てたならば嬉しいです。
銭湯を120~30近くも巡ってるのはなかなか凄いと思いました。
車で仕事帰りにまわられたということで、駐車場をみつけるのは大変だったのではないでしょうか。
荒井湯さんへ行く途中は、面白い地域だなと鮮明に覚えていたのですが、荒井湯さん自体のことはすっかり忘れてました笑
読み返す機会をいただき、ありがとうございます。
最近は下町の銭湯を巡る機会が多いので、今後も参考にしていただけたら幸いです。