銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

喜久の湯(東京・立石)

2024-12-21 09:04:00 | 銭湯
#喜久の湯




京成本線
#立石駅

▲立石駅。下町オブ下町とも呼ばれるところである


▲北口は再開発中だった

▲南口は昭和から続く土着的な商店街が健在だ



▲改札口


▲地下道を通り、出てきたところ


▲出ると目の前はイトーヨーカ堂の小さい店舗がある。左側には立石商店街があるが、そちらには行かない

▲イトーヨーカ堂を横切りこのまま真っ直ぐ歩く



▲横断歩道をそのまま渡り

▲ひたすら直進






▲この先は私道なので右にまがる

▲右にまがったところ

▲こんどの突き当たりは左

▲左に向いて

▲あとは直進するのみ


▲ファミマを通り過ぎると


▲右に喜久の湯がみえてくる


▲開店前

▲開店後


▲到着


到着すると、自転車があまりに多くて愕然とする。入り口ではひっきりなしに人の出入りがあった。
受付に座るのは、80代ぐらいの穏和な雰囲気の女性。
貸しタオルをお願いすると、すぐに出してくれて、返すときはここに戻してくださいと言われる。
フロント前はロビーになっており、手前のところにソファが囲むように並べられあった。
男湯は左側で、女湯は右側。


のれんをくぐると店前の自転車から推察できた通り、かなりの過密ぶり。
ロッカーは手前と左壁のところにあり、ほとんどが埋まっていた。空いてると思ったロッカーをあけると鍵がかかってなかったり、休憩用の椅子周辺にはカゴや荷物がそのまま放置されていた。治安がいいのか、単にみんな適当なのか。
トイレを使用しようとしたところいつまでも開かず、見かねた常連客ぽい人が「本当に開いてるの?ドアを叩いてみたら?」と言ってくれたので叩くと、内側から叩く音が返ってきた。
「ずいぶん長いよなぁ」と言われてこちらも苦笑い。それからだいぶ待たされて出できたのは高齢者だった。
今度は自分が入ると、すかさずドアを叩く音が…。人が多いとトイレも混雑するのは必然である。


出典:葛飾銭湯ホームページ引用
▲安全のためにか最新の防犯カメラが取り付けられていた


浴室の扉をあけると、浴室はそんなに広くなく、コンパクトに色々と詰め込まれている。
さっそく左手前にサウナがあった。しかも無料。ならば入らないわけにはいかない。
足下にはマットが用意され、それを手に中へと入ると、横列に3人が座れる二段構え最大で6人が入れるスペースになっていた。
熱さは通常のサウナと変わらないが、個人的には必要十分。両壁には砂時計が取り付けられ、入ったばかりの人はその砂時計を回して時間を計っていた。脱衣場と同様にサウナ内にも昭和の流行歌が流れていた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


室内に戻ると、サウナの横には詰めれば3人ぐらいが入れる水風呂がある。
水温は思ったよりも冷たく、14℃ぐらい。外が寒かったので余計に冷えたのだろう。
その水風呂の奥にカランがあるが、そのスペースは潰されていて休憩用(ととのい用?)の椅子が置かれてあった。昨今のサウナ人気を意識したものだろう。
もう一つ奥には薬湯があって、この日は伊予(イヨシ)コーラの湯であった。最近は伊予コーラ(300円)を売り出す銭湯が目に付くが、ついに薬湯まで登場したのかと感慨深い。
香りは微かに甘い感じがして、見た目は濃い茶色。黒っぽいコーラというよりもほうじ茶のような土色だ。温度は比較的ぬるめで、41℃ぐらいだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


入り口に視点を戻すと、右手前には立ちシャワーがあり、真ん中と右側にもカランが並ぶ。シャワーの出はすべて良好で、カランの設備がしっかりしてると快適で安心感がある。


浴槽は奥にあって、左が浅浴槽のバイブラで、右側が深浴槽の座湯、ボディジェット、ハイパージェットと並ぶ。
ハイパージェットはとにかく強烈で、ボタンを押した瞬間に身の危険を感じるほどの激しさ。背中をあずけると自然と体が浮くほどだった。
地域最大を自称しているが、あながち誇張ではないと感じた。


出典:葛飾銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は高齢者がメインながら一部若い人もいた。
ここの若い従業員(店主の息子さんやお孫さんだろうか)が、SNSで情報を積極的に発信しているようで、圏外からも客が来ているそうだ。
とはいえ入浴してる高齢者たちが自転車にまたがって遠くから来てるとは思えず、やはりほとんどは地域の人たちだろう。
壁絵は、富岳五十三次を現代風に解釈した絵柄。丸山清人さんが描いており、いつもとは違う作風に驚いた。


出典:葛飾銭湯ホームページ引用


ここの人気の理由を探ると、設備のメンテナンスからサウナ、ジェット関連に至るまで質が高く、納得できる完成度の高さを感じた。
それと時代の追い風をキャッチする若い感性の人が参加してるのも大きいだろう。
新陳代謝ができている組織というのは、やはり活気があるものである。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 立石
経路 南口を中川方面に歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 野心的な浮世絵
統一感 あり
置物 特になし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 狭い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、座湯、ボディジェット、入らないジェット
サウナ あり(無料)
温度 41~45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 80代の女性
客層 高齢者や若者

【案内】

住所
〒124-0013
葛飾区東立石2−21−16

電話番号
03-3691-3981

アクセス京成押上線「京成立石」駅下車、徒歩8分

休日
金曜

営業時間
15:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載


最新の画像もっと見る

コメントを投稿