音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

人類時間 と 地球時間

2012年08月06日 | 日常雑感
地球の年齢は40数億年といわれている。

それに対して人類の繁栄は、地球年齢を24時間とした場合、最後の数秒にも満たない。

地球40数億年の歴史では様々な大変動が起きた。

小惑星衝突、巨大火山の噴火による生物の大絶滅。大陸移動、大陸そのものの隆起と水没、超巨大地震・・・

これらの大激動により地球は氷河に覆われたり、あるいは気温の上昇により、生物の大絶滅を何度も繰り返した。

現在の地球は水と緑に覆われた宇宙の楽園であるが決して生命に優しくはない。

人類の繁栄はここ8000年ばかり、地球に大激変が無かったからに過ぎない。

小惑星の大規模衝突は10万年から100万年に一度起こっている。

原爆数万発程度の小規模衝突はもっと短い期間に頻繁に起こる。明日にでも起こりうる。

巨大地震の周期は千年間隔から一万年間隔であったりする。地球の生物を絶滅させる超巨大火山の噴火も1万年間隔であったりする。
それは明日にでも起こりうるものなのだ。

人類にとっては1000年は遠い昔であり、1万年前は古代である。

しかし地球の年齢時間からすると1秒以下の感覚時間に過ぎない。

人類の愚かさは、地球時間を無視して、あるいは知らずに、勝手放題に文明を発展させていると勘違いしていることだ。

まさに人類の馬鹿の極みは、地球時間を人類時間で考えようとすることだ。

地球は人類に優しくなどはない。何千年に一度、何万年に一度、人類を脅かし文明を崩壊させる。

しかしこれはカルト教団などが言うような、神の怒りなどではない。

地球の活動に過ぎない。地球は人類を繁栄させようなどとは考えていない。

地球の活動の時間感覚と人類の時間感覚があまりにもかけ離れているだけのことだ。

地球時間を考慮しない 人類の際限なき欲望充足文明は必ず崩壊の危機に瀕するだろうことは容易に想像がつく。


最新の画像もっと見る