音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

20世紀~輝かしい原発の世紀

2011年06月29日 | 日常雑感
電力会社と原子力発電所は20世紀の輝かしい日本の発展を支えた。

それは資源の少ない日本を救うという、崇高な使命感に支えられたものだったと思う。

電力会社と原子力科学技術者は、燃えるような使命感と責任感に溢れていたと思う。

今でもそうかも知れない。

これほど日本の発展に誠心誠意尽くしてきたのに、今はなぜ、悪魔・犯罪者のように罵られなくてはならないのかと。電力会社と原発科学技術者は思っておられるに違いない。

輝かしい20世紀の日本を支えた原子力だったが。しかし失敗があった。

それは、電力会社の地域独占により、原子力以後の21世紀エネルギーへの開発の途を閉ざしてしまったこと。

もう一つは、原子力委員会、原子力安全・保安院、政府、これらの間に第三者的なチェックを入れる機能が存在しなかったこと。

これらの事情により、原発は莫大な被害をもたらす大事故を起こしてしまった。
そして、原子力を代替する新時代エネルギーを持たなかった。

世界は21世紀に入って、原子力の放射性廃棄物などの危険性に直面することになった。
また、化石燃料の大量消費により、地球温暖化という危機に直面することになった。
この地球の危機的状況から、再生可能エネルギー、クリーンエコ・エネルギーの方向へ舵を切ろうとするようになった。

まさに21世紀の新エネルギーへの転換だ。化石燃料、原子力に次ぐエネルギー革命だ。

技術立国日本はこの流れに遅れてはならない。いや、リードしていかなくてはならない。
世界をリードする、新エネルギーの世界一の技術立国になるべきなのだ。

ここの技術転換をあやまると、世界の技術開発から取り残され、いよいよ日本は沈没するだろう。

すでに過去のエネルギーである原子力発電に固執していては、日本の将来を誤ることになりかねないだろう。

逆に、21世紀の新エネルギーで世界一の技術立国になったとき、世界から尊敬される日本になるだろう。

電力会社もエネルギー研究者も、経営方針を見誤ることがあってはならないだろう。

20世紀のエネルギー・過去のエネルギーである原子力発電に固執していては、電力会社に未来は無いかもしれない。


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