音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

渓流・源流魚の放射能汚染の意味するもの

2012年04月21日 | 日常雑感
先日のニュースで、事故を起こした福島原発から遠く離れた隣接県や周辺県の渓流のイワナ・ヤマメから、大量の放射能が検出されたことが報道されていた。

当然、その渓流域は釣り禁止、封鎖となり、イワナ・ヤマメなどの渓流魚の出荷も停止となった。

このニュースの意味するところは非常に不気味で、放射能汚染の計り知れない広域化を示唆するものでもあるのだ。

遠く離れた山間地の源流・渓流の放射能汚染だと安心するのは、全くの見当はずれ。

源流・渓流は河川に流入し、下流の大都市の水源を汚染することになる。

この放射能汚染のレベルは今後長期に渡る学術調査にまたなくてはならない。

異常に怖れる必要はないかも知れないが、深刻な被害をもたらす危険がより大きいことも予想されなくはない。

これを関西に当てはめてみると、渓流・源流は琵琶湖に流入し、また関西の水源として流れ出していく。

もし、原発が事故を起こした場合、関西の水源が危機に瀕することになる。

この事態は当然予測されることなのだから、適当に作られた安全基準でもって、原発を再稼動するなどは、正気の沙汰ではなく、気が狂っているとしか考えらない。

気が狂っていることに気づかないところが、電力会社や政治家、原子力村の恐ろしいところだ。

経済利権のみしか考えない原発再稼動が、万が一どれほどの地域壊滅をもたらすか。

電力会社、経済界、政治家、原子力村は正気にもどって、よくよく考えるべきだろうと思う。


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