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「風の音~三木(城山如水作曲)」は秀吉による三木城攻めの取材を元に、しの笛曲集として作曲したもの。
2008年に三木市での演奏会の依頼を受けた折に三木城の別所長冶・照子姫の夫婦塚に参拝供養し、さらに竹中半兵衛陣没の地~平井山の墓前に参拝供養して取材、作曲した曲集。
別所長冶・照子姫の墓前に参拝・供養して、しの笛を奏でさせていただいた時のこと。
その時、取材に同行していた友人が足元で何か見つけた。
土を被っていたが拭いてみると古ぼけた古銭のようだった。
ほとんど朽ちる寸前だったが「永楽通宝」という字がかすかに読み取れた。
「永楽通宝」といえば信長、秀吉の時代の古銭だ。
なぜ足元にあったか分からないが、偶然友人が見つけた。
その後、晩秋の枯葉が舞う平井山を訪ね竹中半兵衛の墓前で供養し、しの笛を奏でさせていただいた。
みぞれが降り、枯葉が舞う寒い時期だったのを覚えている。
「風の音~三木(城山如水作曲)」は全5曲からなる、しの笛曲集。
第一曲「惜春~今はただ」
別所長冶公辞世の歌 今はただ恨みもあらじ諸人の命に代わる我が身と 思えば
別所友之辞世の歌 命をも惜しまざりけりあずさ弓末の世までも名を 思う身は
第二曲「深龍水徹~惜別平井山」 竹中半兵衛に寄す
第三曲「晩秋落葉」 竹中半兵衛墓前にて
第四曲「「三木城恋歌」 別所長冶、照子姫に寄せて
第五曲「永遠の春~夫婦塚」 別所長冶・照子姫墓前にて
これらの曲は「三木市生涯学習大学」で演奏の後、三木市、三木市教育委員会に贈呈させていただいた。
その後、地元の方々が大正琴で演奏して下さったそうだ。
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播州城山流<しの笛 風の音> 城山如水
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