音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

人類 は どこへ向かおうとしているのか

2014年03月23日 | 日常雑感


科学技術の飛躍的な進歩を目の当たりにして「人類はどこへ向かおうとしているんだろう」という話題になることがある。

コンピューターの登場とそれによる超技術進歩は人類史においては革命的な事件といえる。

宇宙の130数億年の歴史を1年のカレンダーで表すと、人類のここ1世紀の飛躍的技術の進歩は、12月31日の夜の最後の1秒の出来事となる。

コンピューターの登場による飛躍的な技術革新の現代は人類文明史における「一大文明変革」の時代であるといえる。

さて、コンピューターという人類を凌駕するかも知れないテクノロジーを手にして「人類はどこへ向かおうとしているのか」という問いが、自らに対して発せられている。

自分としては、この答えは自明であると思っている。

科学の進歩は無限の宇宙から原子よりも小さい世界の謎の解明に向かって進んでいる。

しかしそれは「万物はいかにして生まれたか」の謎への挑戦であり、とりもなおさず「存在」の謎に対する挑戦であり、つまりは「自分自身」はどこからきてどこへ行こうとするかの謎に対する挑戦であるといえる。

その解明の為に人類は「宇宙の探求」に向かい「原子より小さい世界への探求」に向かう。

したがって人類は「宇宙に向かって旅立つ」だろうと考えている。

それは太陽系惑星への移住であり、太陽系外恒星への旅であり、さらに他の銀河への旅であり、さらには「我々の宇宙」から他の「多元宇宙」への旅であろうと思う。

「宇宙誕生」の謎と「宇宙の姿」の解明に向けて人類は「テクノロジー」を手にしたばかりである。

バスコダ・ガマ、マゼラン、コロンブスが新大陸を目指して海に乗り出した「大航海時代」と同じく、「宇宙への大航海時代」が幕を明けたのが「現代」であろうと思う。

「人類はどこへ向かおうとしているのか」という問いの答えは明確だ。

「人類は宇宙の彼方にまで旅を始めようとしている。それは宇宙とは何か、存在とは何かを探求するため」に他ならないと思うからだ。

それは「自分とは何者か」という問いに対する答えを求める旅でもあると思う。


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