音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

企業ファッショ と 組織ファッショ  <教育委員会 と 電力会社>

2012年07月07日 | 日常雑感
ファッショというとヒトラーのドイツ第3帝国、太平洋戦争における日本軍国主義全体主義が思い浮かぶ。

独裁者のもとに人間の尊厳を踏みにじり、何千万人という民衆・兵士を戦争や虐殺に追いやった。

全体主義・ファッショの下では、もはや個人の人権意識など考慮されることはなかった。

異論を唱えるものは排斥され虐殺され抹殺された。

ふりかえって、現代の企業・電力会社、原子力村、官僚機構、教育委員会などを眺めてみると、ファッショと非常によく似た構造に見える。

企業・組織のトップ上層部はヒトラーであり、軍部独裁者とよくにている。

電力会社、大企業、官僚機構、教育委員会など、どんな組織にも良心と人権意識に照らして、上層部の方針に反感を抱くものがいる。

しかし企業や組織の上層部に異を唱えようものなら、パワーハラスメント、左遷、リストラ、が待ち構えていて、即、生活が脅かされることになる。

企業や組織に組み込まれた人々は、生きるためには個人の主張など持たずに、上層部の言うがままに、自己を無にして全体の流れに逆らわずに歩むしかない。

人命の尊重、自由の精神、人権の尊重などを、個人では分っていても、企業や組織の中では反逆者の烙印を押される。だから人権に目をつむり、悪と分っていても上層部に従うしかない。

企業や官僚組織、原子力村には ことにこの傾向が強いと思われる。

この現象の根底にあるのは、人権・人命の尊重をさしおいて、経済利益を最優先する拝金主義と保身。

これは企業トップ上層部、組織上層部の独裁によるファッショ・全体主義といっても過言ではないように思える。

電力会社の実態、教育委員会の現状を見るにつけ、その思いが強まる。

以前は独裁者と軍部などによるファッショ・全体主義だったが、現代は企業による独裁、ファッショ・全体主義がじわじわと広がっているように思えるのは気のせいだろうか。



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