どこかの党首が叫んでいる景気回復は、おそらく嘘だろうという感じがしている。
ボーナスが上がった企業がある!という叫びも虚しく聞こえる。
どこの主婦に聞いても、懐具合は苦しくなったという声ばかりだ。
生活費の値上げが生活を直撃しているのを感じる。
それもそのはず。
現在の非正規雇用者の割合が38%を越えて40%近くになっている。
非正規雇用には景気回復、給料アップの恩恵は届かない。
景気回復の効果が中小企業、地方に及ぶまでには2~3年のタイムラグがある、という苦しい言分けも、「いつもの嘘」としか聞こえない。
非正規雇用労働者が40%近くにのぼる労働環境では、給料アップの恩恵が行き渡るはずが無いと思う。
まさに「1%の富裕層を優遇するだけで、所得格差を広げ、貧困を増加させるだけだ」という主張に、すごく同感する気持ちが強くなっている。
所得格差の増大は、教育格差を生み、貧困からの社会荒廃を招く。
現在多発する、無差別殺傷事件。毎日、同様の事件が絶えることなく報道されている。
社会は確実に歪んできている。
このまま所得格差、貧困が増加すると、毎日が寒々としたニュースで覆われそうな気がする。