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黒髪の乱れも知らずうち臥せば まづかきやりし人ぞ恋しき
( 和泉式部集86 )
これは自分が一番好きな歌人、和泉式部の歌。
和泉式部の歌いぶりには、はっとさせられるものが多い。
何よりも温かい血が通っていて、体温を感じさせる歌いぶりなのだ。
達観したような「侘び寂」の世界ではなく、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%B3%E3…5%E3%81%B3
大きく動揺し、自身の心の動きにジタバタしている生身の人間を感じさせる。
この直截な歌いぶりは近代の与謝野晶子と共通するように思える。
ところで、しの笛の世界 というとなんとなく「侘び寂」を奏でるように思われだがちだ。
http://jpnculture.net/wabisabi/
もちろん、そういった世界を奏でるのに、しの笛は最適だと思えるし。
また、そういった世界を奏でる曲も多い。
しかし「播州しの笛」のもう一つの面は、温かい血の通った「恋歌」の世界だ。
慕う恋、忍ぶ恋・・・男女の世界には様々な情感が流れ、溢れている。
それらの想いをひっそりと、あるいは切々と奏でているのが「播州しの笛」でもある。
生身の人間の心模様を奏でるのが「播州しの笛」なのだ。
播州城山流しの笛(篠笛)教室 秋のお稽古 2017
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