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現代は「国家」が消滅して「世界連邦」「地球連邦」へ向かう過程の「歴史的転換点」といえる。
宇宙では国際宇宙ステーションが建設され、今回の宇宙船の船長は日本人の若田さんが、その任務を務める。
目を地上に移すと相変わらず国境紛争や資源争奪戦争が盛んだ。
しかし「国家」もゆくゆくは消滅することが明らかになりつつある。
なぜなら現代の国家は「人間の集団力崇拝」「地域の集団力崇拝」という「古代宗教」と同じものだからだ。
すなわちシュメール文明などの古代文明、ギリシャの都市国家、ローマ帝国・・・などと同じ「人間の集団力崇拝」という「古代宗教」と同じなのだ。
そうした「古代宗教」と同じ「愛国心」というものに対して、現代人はもはや、崇拝も帰属意識も持ち合わせていない。
現代人は「人類」という「世界市民」「地球人類」「世界平和」への帰属意識のほうが強く、「国家」への帰属意識は消滅しつつある。
現代人にとって「国家」とは「地方自治体」あるいは「社会保障機構」になりつつある。
戦争には多くの要因があるが、現代戦争は主に「経済的優位」を争うことがその要因となっている。
また戦争によって「経済」が活性化するという側面もある。
しかしこれは「国家」に経済的余力がある場合に「余剰経済」が戦争に回されたからであった。
さて、21世紀も進んでくると、現代国家も戦争をする経済的余力は無くなってくる。戦争どころではない状況が待っているからだ。
地球温暖化、地震・地殻変動、人口爆発・・・などにより「国家対国家」の戦争どころではなく「国家の消滅」「内乱、内戦」がより危惧されるからだ。
アメリカで危惧されているのは「南北戦争」のような「内戦」による「国家の破綻」だ。
途方も無い貧富格差と民間に出回っている3億丁という銃の存在だ。
さらに北米大陸の西岸を走る断層の地殻変動により、300mを超える地震津波の発生が予想されており、アメリカの4分の3が水没、壊滅すると警告を発する科学者もいるからだ。
中国の貧富格差も深刻でPM2・5などの公害も深刻だ。
地球全体で見ると温暖化の進行は世界的な「水争奪戦争」を引き起こし、食料不足による内戦の多発も予想されている。
もはや「国家」はその存在意義をなくし「世界連邦」「地球連邦」に移行せざるをえない状況が近づいている。
「現代国家」という「人間集団力の崇拝という古代宗教」の産物もこの21世紀には消滅すると予想される。