カスタードに生クリームとゼラチンを加えたバヴァロワ風のクリームに、ラム酒シロップをたっぷりしみこませたビスキュイ(ドイツ語ならビスコッテンbiskotten)をぎっしり詰め込んだウィーン菓子。
上面にチョコレートで白黒のコントラストのビスキュイが飾られているのも特徴です。
マラコフ(クリミア半島の地名)は1885年クリミア戦争の激戦地の要塞の名前で、飾りのビスコッテンは砲台を模しているともいわれています。 本来21~24㎝で作って断面が見えるように切って売らるお菓子ですが、レッスンのテーマが別立てスポンジと生クリームでのナッペ...なので、15㎝で作り小さく丸く絞ったビスコッテンを飾り、ホールでお持ち帰り頂いてます。(今回は切る練習もしてみたいということで限られたレッスン時間で固まりが不安な中、特別に切っていただきました)
作業量は多いのですが、しっかり冷やし固めたものに生クリームを塗ることができるので常温のスポンジに塗るより失敗が少なく、バタークリームケーキのナッペの次に(イチゴショートケーキより前に)メニューに加えています。
日本はウィーン菓子を扱うお店が少なく、初めて見る方も多いようですが、一口食べると気に入ってもらること間違いなし! ファンの多いケーキです・・・基礎コース1年生作品です