しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

めでたくないけど、おめでとう

2009-01-05 02:14:54 | ノンジャンル
 おめでとうということに、正直いって微妙なしらじらしさを感じます。

 心に重いものを引きずりながら、社会の慣習に沿うことによって、ひとまず自分にも他人にもあまり大きな傷を負わせることなくこれで軽やかにだまし合えると、いわばこれでやわらかくだまし合ってそれで周りのみんなも気がそこそこ楽になると、そういう思いでおめでとうの挨拶を交わしたひとも多いでしょう。

 少々複雑な精神の構造ではありますが、まあ、そういう二重三重の気分が流れるところで、みなさん、まずは、おめでとうございます。
 苦闘の時代の潤滑油としての挨拶ですね。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 とりわけたったひとりでこのお正月を過ごされたかた、そのように孤独に寄り添いながら新年を迎えられたかたに、これは心を込めておめでとうを申し上げます。

 正真正銘おめでとうと心から言い合えるような賢こい国にこの日本列島をつくりかえていきましょう。
 小泉さんや竹中さんがむちゃくちゃにしてしまったこの国を。
 人を使い捨ての道具のように扱うこの国を。