しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

大阪のオバチャン 1

2009-01-10 01:08:52 | ノンジャンル
 ぼくのママは大阪のオバチャンです。

 大阪のオバチャンはたいがい気が大きいことを自慢します。
 ぼくのママも「うちは男みたいに気が大きいんや」とよく言います。
 ぼくは気が小さいので、それを聞くたびに、おまえは男のくせにアカンなあ、と言われているみたいな気がして、ちょっとチンコがちぢみます。

 じっさい、そう言うだけあって、人間をこわがるようなようすはまったくありません。
 バスの中でも、電車の中でも、うどん屋に入っても、となりにいる人に気楽に話しかけます。

 自分が話しかけたらこの人はぜったいに喜ぶはずだ、と一点の曇りもなく信じているみたいです。
 唇の横に大きなホクロのある人に「そこにホクロのある人は、喋るん好きやいいますなあ」なんて、平気で言います。
 ぼくは心臓が止まる思いです。
 うどんが喉につまります。
 またチンコがちぢみます。

 けど、あれは気が大きいということではなくて、ズブトいということではないでしょうか。
 ことばに誤解があるんではないでしょうか。
 ママを見てると、どうも疑問が深まります。