しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

まだやってる、政治屋たちのバカ騒ぎ

2011-06-05 20:50:00 | セイジ
 原子力発電所の原子炉にも心があって、アタシャあの男が嫌いだから、あの男が首相のうちは猛毒の息を吐き散らしてやるんだから、なんて思っているというんなら、首相下ろしのゴタゴタにも少しは意味があるでしょうけど…。
 まだ、やってますよ。国会という“政治屋島”のバカ騒ぎ。

 権力闘争?
 けど、権力闘争って、もうちょっとスゴい響きありません?
 レーニンの権力闘争とか、ヒトラーの権力闘争とか、毛沢東の権力闘争とか…。
 
 日本の“政治屋島”のいざこざは、なんだか卑(いや)しいし、あさましい。
 だって、あれ、一皮むけば、守銭奴みたいなゼニ争い。
 あぶくゼニをせしめようという、コソクな競争。

 東北の震災地の復興には巨額の金が使われます。
 原発被災地の復興にも巨額の金が使われます。
 ジャブジャブ税金が使われます。
 ゼネコンをはじめとする業界にとっては、さすがに表だっては言えないけれど、この不況時代にありがたすぎる国内最大の新市場。
 これからガッポガッポともうかる場所。
 住民の地獄が、ゼネコンの楽園。

 だから、仕事をせしめるためだったら、誠心誠意、時の権力者に天井なしでみつぎます。
 裏金の大コヅチ。
 
 とりわけ東北が出身地のセンセイには、地元がゼニの海になるわけで、権力の主流にいるか、外にいるかでは大違い。
 ねえ、そこにいらっしゃるそのアナタ。

 原発災害にも隠れたウマみがあるわけで、“原発隠し”や“東電隠し”へ政治のカジを戻します、と誘いをかければ、電力業界や産業界からヒッソリと、ガッポリと。
 魚心に水心、巨魚のココロには洪水のココロ。
 ねえ、ゲンパツ族でいらっしゃるそのアナタ。

 しかも、これ、みんな、結局は税金。
 国民が納めた金が、一見そうとは見えない回路を通って、政治屋さんのフトコロへジャアジャア流れ込む仕組み。
 笑いが止まらないアブク銭。
 
 だから、権力を寄こせ、権力を切り売りにしろ、権力に一枚かませろ、とハチの巣をつついたような大騒動。
 ガヤガヤ、ネチネチ、ダラダラ、ビクビク…。
 タカリが本性の政治屋なら血マナコになって、ある意味トウゼン。

 まあ、続くでしょうよ。
 政治屋島のゼニ盗り合戦。

 けど、あすの日本をつくるのは、もう彼らではないですね。
 被災地の最前線で、災害の現実と日々ほんとうの戦いを繰り広げている多くの人。
 日本は今、あの献身的なひとたちの中で生き続けているのです。
 日本は今、壊滅した大地のその上で新たに立ち上がろうとしています。
 ぼくらはぼくらの心をそのほんとうの日本へ寄り添わせたいと思います。