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ブログ版 シュプリッターエコー

真弓さん、ご苦労さま

2011-10-22 21:33:00 | 阪神タイガース
 甲子園球場での今年の最終戦がベイスターズを相手に行われました(10月21日夜)。
 試合が終わって、球場全体からマユミ・コールが起こりました。
 真弓監督もこれには驚いたようです。
 おそらくムチをもって追われるような気持ちでいたでしょうから、ファンからの最後の温かい大合唱は、監督には意外なことだったに違いありません。

 タイガースファンというのは、監督の試合運びには露骨な批判を行いますが、一方ではタイガースの監督という仕事がどんなに大変なものなのか、それも知っているのです。
 真弓監督の3年間は、ちょうどベテランの力がピークを越えて、急降下へ転じる時期に重なってしまいました。
 ちょうど世代の交代期にあたったわけです。
 このような難しい時期を上手に乗り切れる監督など、めったにいるものではありません。
 そのことはファンも心の底ではじゅうぶん知っているのです。

 球場全体を揺るがすほどのマユミ・コールは、その心の底が最後になって表に現われたということです。

 試合に負けて、バカヤローと怒鳴るファンは、しばしば怒鳴りながら、心の底で、自分はこんなにタイガースのことが好きやのに、なんでそれにこたえてくれへんのや、とまるで恋に破れたひとのように訴えているのです。
 バカヤローは、大好キヤ、と全く同じ意味なのです。
 タイガースファンは根っからの二重人格者の集団です。

 真弓さん、ほんとうにご苦労さまでした。
 これからもタイガースの発展のために力を貸してください。