心なんてあるものかと投げやりな気持ちで疑っておられるかたがもしあれば、松本伸子(しんこ)さんの個展へ行ってみてください。
さびしい心で泣きそうになっておられるかたがもしあれば、松本伸子さんの個展へ行ってみてください。
いじめにあって心なんか信じられなくなっている少年少女がもしいたら、松本伸子さんの個展へ行ってみてください。
きっと失いかけたものに出会えます。
松本さんの展覧会は神戸のギャルリー北野坂(GALLERY北野坂)で11月26日(日)までしています。
松本さんもきっと心のありかを確かめたくて、こういうふうにかけばそこへの道がつくだろうか、ああいうふうにかけばそこへの道がつくだろうか、とけんめいに努力を重ねてこられたのだろうと思います。
去年の個展では夜の町をかいた作品がずいぶんと並びました。
家々がおだやかに明かりをともして、ぼくたちはその絵をながめながら、家の中でお互いの心を大切にし合っている家族や恋人たちのことを考えました。
でもあの個展で松本さんがとりわけかきたかったのは、たったひとりでさびしさをかみしめている人への呼びかけではなかったか、と思います。
あなたはひとりではありません、あなたのことを私はこんなにも考えているんです、こんなにも考えてこの絵をかいたんですから、と。
今年のテーマは「メルヘン」です。
絵がいっそうあたたかくなりました。
去年は心がまだ家の中に隠れていて、ぼくらは想像でそれを感じていましたが、今年は心が見える場所に出てきました。
不思議な植物を育てる女の人の形をして。不思議な遊戯をする男の人の形をして。そして空を泳ぐ不思議な魚の形をして…。
松本さんはとうとう心のありかにたどりついたのではないでしょうか。
ここではみんな心のために動くのです。
そこでそうして立っているのも、そこでそうして花束を持っているのも、そこでそうして踊っているのも、みんな心のためなんです。
そこで仕事をしているのも、やっぱり心のためなんです。
この絵を見たら、もうあなたはひとりではありません。
心のことをこんなに誠実に考えているひとりの画家がこの世界にいることを、あなたは知ったわけですから。
もう、ひとりではありません。
GALLERY北野坂は阪急三宮駅から北へ登る北野坂のかなり上に行ったところの、東側に建つビルです。電話078・222・5517
(松本伸子さんの作品についてもっとお知りになりたいかたは「Splitterecho」Web版の記事KOBECAT 0022を参照してください。去年の個展の評論です。http://www16.ocn.ne.jp/~kobecat/ )
さびしい心で泣きそうになっておられるかたがもしあれば、松本伸子さんの個展へ行ってみてください。
いじめにあって心なんか信じられなくなっている少年少女がもしいたら、松本伸子さんの個展へ行ってみてください。
きっと失いかけたものに出会えます。
松本さんの展覧会は神戸のギャルリー北野坂(GALLERY北野坂)で11月26日(日)までしています。
松本さんもきっと心のありかを確かめたくて、こういうふうにかけばそこへの道がつくだろうか、ああいうふうにかけばそこへの道がつくだろうか、とけんめいに努力を重ねてこられたのだろうと思います。
去年の個展では夜の町をかいた作品がずいぶんと並びました。
家々がおだやかに明かりをともして、ぼくたちはその絵をながめながら、家の中でお互いの心を大切にし合っている家族や恋人たちのことを考えました。
でもあの個展で松本さんがとりわけかきたかったのは、たったひとりでさびしさをかみしめている人への呼びかけではなかったか、と思います。
あなたはひとりではありません、あなたのことを私はこんなにも考えているんです、こんなにも考えてこの絵をかいたんですから、と。
今年のテーマは「メルヘン」です。
絵がいっそうあたたかくなりました。
去年は心がまだ家の中に隠れていて、ぼくらは想像でそれを感じていましたが、今年は心が見える場所に出てきました。
不思議な植物を育てる女の人の形をして。不思議な遊戯をする男の人の形をして。そして空を泳ぐ不思議な魚の形をして…。
松本さんはとうとう心のありかにたどりついたのではないでしょうか。
ここではみんな心のために動くのです。
そこでそうして立っているのも、そこでそうして花束を持っているのも、そこでそうして踊っているのも、みんな心のためなんです。
そこで仕事をしているのも、やっぱり心のためなんです。
この絵を見たら、もうあなたはひとりではありません。
心のことをこんなに誠実に考えているひとりの画家がこの世界にいることを、あなたは知ったわけですから。
もう、ひとりではありません。
GALLERY北野坂は阪急三宮駅から北へ登る北野坂のかなり上に行ったところの、東側に建つビルです。電話078・222・5517
(松本伸子さんの作品についてもっとお知りになりたいかたは「Splitterecho」Web版の記事KOBECAT 0022を参照してください。去年の個展の評論です。http://www16.ocn.ne.jp/~kobecat/ )
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