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ブログ版 シュプリッターエコー

人間に明日はない?――大規模化する災害

2008-05-18 01:02:11 | 地球
 アメリカ南部で続発している強力なハリケーン、ミャンマーをはじめ南アジア各地で顕著になっている狂暴なサイクロン、また日本でも年々苛烈になっているタイフーン(台風)、そして中国や日本の大地震、それら地球のいたるところで頻発(ひんぱつ)している最近の大災害は重要な二つのことを強力に示唆(しさ)しているように思えます。

 一つは、地球の温暖化や地殻運動の活発化、そして人口の増加などによって、被害の規模がますます巨大化しているということです。
 どれだけ想像力をたくましくして、どれだけ大きな予防策を講じても、それを超える災害が起こるでしょう。
 もともと災害というのは、それまでの推計や予測を超えるから災害になるわけで、結局は地球の崩壊に至るまでひたすらに拡大していくという宿命にあるのです。

 そしてもう一つは、それら大災害はもはや一国や一民族の対応では間に合わないということです。
 国々の連携と相互協力が不可欠です。
 国々が対立を続けている場合ではありません。
 国と国との切断軸を、人類と地球との切断軸に急いで転換しなければなりません。

 人間の視点で見て地球があきらかに崩壊に向かっているときに、なお国と国、民族と民族が対立を続けている状況は、ただただ人類の滅びを加速しているに過ぎません。

 人間が賢明にならなければ、人類の明日はないのです。

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