マリナーズのイチローとパイレーツの桑田真澄が大リーグで初めて顔を合わせました。
6月19日と21日(いずれも現地時間)にシアトルのセーフコ・フィールドで行われた公式戦でのことです。
33歳のイチローはいまやアメリカ球界を代表する大打者で、一方の桑田はすでに時代は終わったと見られながらも今年39歳で大リーグに挑戦、野球に夢を追い続けている投手です。
19日の桑田は8回のピンチにリリーフ登板。イチローのひとり前のバッターで三つ目のアウトを取って、二人の直接対決には至らなかったわけですが、こんな談話を残しました。
「ウエイティング・サークルにイチロー君がいることで重圧を感じました。彼は見えない力で攻撃もしていました。これで崩れていく投手がいっぱいいるんだな、と考えながら投げました。でもこんな場面で投げさせてもらえて、とても幸福に感じました」
そして対戦に備えていたイチローはこういうふうに言いました。
「長い間、時代を作ってこられたかたですから、ちょっと、こう、…ああ、いいもんだなあ、とそういう思いがありました。けれど試合ですから、ぼくらが勝つためには打ち崩さないといけません。…でも、ちょっと、やっぱり、抑えてほしいなあという気持ちもあって」
21日は桑田は6回からリリーフ。7回についにイチローと対戦して、コントロール抜群の変化球で三振に討ち取りました。
その後の談話です。
「やっぱりイチロー君にはオーラがあります。対戦できるだけで幸せでした。イチロー君はさらっと水のようにしなやかだけど、そこに力が満ちているように思います。僕と求めているものが同じなのかもしれませんが、彼は実績もすごいですし…」
そしてイチローは。
「参りました。はっきり意図があるでしょう、どのボールにも。それをありありと感じました。フィールディングとか、やっぱり桑田さんはいいですよね。こちらではなかなか見られない動きです。もう昔の自分じゃないと、そのことをしっかりと受け入れてマウンドに立っておられる気がします。なかなかできることではないですが」
試合は19日は5-3でパイレーツが、21日は3-0でマリナーズが勝ちました。
ひょっとしたら1回きりで終わるかもしれない美しい男の闘いでした。
6月19日と21日(いずれも現地時間)にシアトルのセーフコ・フィールドで行われた公式戦でのことです。
33歳のイチローはいまやアメリカ球界を代表する大打者で、一方の桑田はすでに時代は終わったと見られながらも今年39歳で大リーグに挑戦、野球に夢を追い続けている投手です。
19日の桑田は8回のピンチにリリーフ登板。イチローのひとり前のバッターで三つ目のアウトを取って、二人の直接対決には至らなかったわけですが、こんな談話を残しました。
「ウエイティング・サークルにイチロー君がいることで重圧を感じました。彼は見えない力で攻撃もしていました。これで崩れていく投手がいっぱいいるんだな、と考えながら投げました。でもこんな場面で投げさせてもらえて、とても幸福に感じました」
そして対戦に備えていたイチローはこういうふうに言いました。
「長い間、時代を作ってこられたかたですから、ちょっと、こう、…ああ、いいもんだなあ、とそういう思いがありました。けれど試合ですから、ぼくらが勝つためには打ち崩さないといけません。…でも、ちょっと、やっぱり、抑えてほしいなあという気持ちもあって」
21日は桑田は6回からリリーフ。7回についにイチローと対戦して、コントロール抜群の変化球で三振に討ち取りました。
その後の談話です。
「やっぱりイチロー君にはオーラがあります。対戦できるだけで幸せでした。イチロー君はさらっと水のようにしなやかだけど、そこに力が満ちているように思います。僕と求めているものが同じなのかもしれませんが、彼は実績もすごいですし…」
そしてイチローは。
「参りました。はっきり意図があるでしょう、どのボールにも。それをありありと感じました。フィールディングとか、やっぱり桑田さんはいいですよね。こちらではなかなか見られない動きです。もう昔の自分じゃないと、そのことをしっかりと受け入れてマウンドに立っておられる気がします。なかなかできることではないですが」
試合は19日は5-3でパイレーツが、21日は3-0でマリナーズが勝ちました。
ひょっとしたら1回きりで終わるかもしれない美しい男の闘いでした。
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