加古川市の市民会館へ行ってきたんですがね。
びっくりしましたねえ。
トイレで、ナニしてる最中に電灯が消えたんです。
キバってるまっさいちゅうに、とつぜんパッとね。
うろたえました。
親しくしてくださっている舞踊家が、伝統の作品や創作の作品を発表しましてね。
見にいったんです。
舞台は面白かったんです。
とりわけちっちゃい子が、あれはもう天性の千両役者ですね、みんなのお株をひとり占めにしちゃったりして。
爆笑、また爆笑…、とにかくかわいい。
で、見てる最中に、急におなかがもよおしてきましてね。
トイレに行ったってわけなんです。
ぼくは足が悪くて、洋式でないとダメなんですが、洋式のは奥の二室。
で、いちばん奥のほうに入って。
ヤレヤレ。
まあ、なんともいえない安らぎの気持ちですね。
ごぞんじでしょう、あの至福のひととき。
そりゃあ、上着をかけておくフックが中にないのには、ちょっとびっくりしましたよ。
ぼくはズボン吊りを使ってますから、爆撃にかかるときには、どうしてもジャケットとその下のセーターを脱がねばならない。
でも、かけようと思って、ドアの裏側の、ね、目の高さの少し上のあたり、あそこんところに見たんですが、ただのっぺりと白いだけ。
突起がどこにもない。
考えれば、まあ、これが最初のうろたえでしたが。
けど、ないものはどうしようもないわけで、仕方がないから、水洗の水を流すときに押す取っ手、その取っ手の上にジャケットとセーターのふたつをなんとか重ねて。
落ちてくれるな、と祈りながら。
けっこうこわいですよ、あれ。
まあ、そんなこんなで、ようやくのことコトに臨めたわけなんですが。
ところがです。
爆撃も佳境というところで、トイレの電気がなんのことわりもなく消えちゃった。
真っ暗、いきなり。
ほんとに真っ暗。
いちばん奥の個室ですし。
あんな真っ暗、ほかのところではちょったない。
停電かな、と思ったんですがね。
でも聞き耳を立ててみると闇を通ってかすかに舞台の音楽が聞こえてくる。
ああ、そうか、節電なんだ。
しかしねえ、いくら節電てったって、公共施設のトイレまで消しますかねえ。
ペーパーも手探りですよ。
水洗の取っ手も手探り。
ぼくは上着も取っ手に掛けてましたから、変なぐあいに動かすと、ポケットのものがずべり出てこないともかぎらない。
そおっと、そおっと。
それに、なんか、とてもみじめな感じ。
トイレの個室の闇のなかでオロオロしてる姿なんて、いくら密室の中っていったって、この大の男ですからねえ。
闇の中だから哀れな姿がいっそうくっきりと浮かんでくる。
トイレって、ふつうでも人間の尊厳をおかす何かがありますが、これはもう決定的。
で、マア、なんとか出ましてね。
出て、出口に近い薄闇のなかで手を洗ってますと、案の定、勝手にともるんです。
それでもまだなにか偶然のことが起きたのかなあという思いがあって、むろんヒマな人間のやることですが、外でまたしばらく見てたんですが、やっぱり少したつと消えるんです。
女子の方も同時に消える。
確定的なことを言いきるにはまだ材料不足とは思いますけど。
きょう一日(日曜日)だけのことだったのかもしれんですけど。
でも、想像どおり節電だったとしたら、平和な町だからできるんでしょうね。
大都市であれをやったら、そのうち間違いなく性犯罪が起こります。
びっくりしましたねえ。
トイレで、ナニしてる最中に電灯が消えたんです。
キバってるまっさいちゅうに、とつぜんパッとね。
うろたえました。
親しくしてくださっている舞踊家が、伝統の作品や創作の作品を発表しましてね。
見にいったんです。
舞台は面白かったんです。
とりわけちっちゃい子が、あれはもう天性の千両役者ですね、みんなのお株をひとり占めにしちゃったりして。
爆笑、また爆笑…、とにかくかわいい。
で、見てる最中に、急におなかがもよおしてきましてね。
トイレに行ったってわけなんです。
ぼくは足が悪くて、洋式でないとダメなんですが、洋式のは奥の二室。
で、いちばん奥のほうに入って。
ヤレヤレ。
まあ、なんともいえない安らぎの気持ちですね。
ごぞんじでしょう、あの至福のひととき。
そりゃあ、上着をかけておくフックが中にないのには、ちょっとびっくりしましたよ。
ぼくはズボン吊りを使ってますから、爆撃にかかるときには、どうしてもジャケットとその下のセーターを脱がねばならない。
でも、かけようと思って、ドアの裏側の、ね、目の高さの少し上のあたり、あそこんところに見たんですが、ただのっぺりと白いだけ。
突起がどこにもない。
考えれば、まあ、これが最初のうろたえでしたが。
けど、ないものはどうしようもないわけで、仕方がないから、水洗の水を流すときに押す取っ手、その取っ手の上にジャケットとセーターのふたつをなんとか重ねて。
落ちてくれるな、と祈りながら。
けっこうこわいですよ、あれ。
まあ、そんなこんなで、ようやくのことコトに臨めたわけなんですが。
ところがです。
爆撃も佳境というところで、トイレの電気がなんのことわりもなく消えちゃった。
真っ暗、いきなり。
ほんとに真っ暗。
いちばん奥の個室ですし。
あんな真っ暗、ほかのところではちょったない。
停電かな、と思ったんですがね。
でも聞き耳を立ててみると闇を通ってかすかに舞台の音楽が聞こえてくる。
ああ、そうか、節電なんだ。
しかしねえ、いくら節電てったって、公共施設のトイレまで消しますかねえ。
ペーパーも手探りですよ。
水洗の取っ手も手探り。
ぼくは上着も取っ手に掛けてましたから、変なぐあいに動かすと、ポケットのものがずべり出てこないともかぎらない。
そおっと、そおっと。
それに、なんか、とてもみじめな感じ。
トイレの個室の闇のなかでオロオロしてる姿なんて、いくら密室の中っていったって、この大の男ですからねえ。
闇の中だから哀れな姿がいっそうくっきりと浮かんでくる。
トイレって、ふつうでも人間の尊厳をおかす何かがありますが、これはもう決定的。
で、マア、なんとか出ましてね。
出て、出口に近い薄闇のなかで手を洗ってますと、案の定、勝手にともるんです。
それでもまだなにか偶然のことが起きたのかなあという思いがあって、むろんヒマな人間のやることですが、外でまたしばらく見てたんですが、やっぱり少したつと消えるんです。
女子の方も同時に消える。
確定的なことを言いきるにはまだ材料不足とは思いますけど。
きょう一日(日曜日)だけのことだったのかもしれんですけど。
でも、想像どおり節電だったとしたら、平和な町だからできるんでしょうね。
大都市であれをやったら、そのうち間違いなく性犯罪が起こります。
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