「知性が欲動生活に較べて無力だということをいくら強調しようと、またそれがいかに正しいことであろうと――この知性の弱さは一種独特のものなのだ。なるほど、知性の声は弱々しい。けれども、この知性の声は、聞き入れられるまではつぶやきを止めないのであり、しかも、何度か黙殺された後、結局は聞き入れられるのである。」(『ある幻想の未来』、『フロイト著作集3』所収、人文書院、p.402)[柄谷行人「死とナショナリズム 第1部 フロイト」(「批評空間」Ⅱ-15、太田出版、p.38)より孫引き]
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