社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

新兵器が戦争の形態を変える

2014-12-17 00:00:53 | 外交と防衛

 アメリカ海軍は、最新の兵器として開発してきた、レーザーで敵の船を破壊する「レーザー兵器」を搭載した艦船を中東のペルシャ湾に初めて配備したと発表し、実戦で使用する可能性もあるとしています。
 アメリカ海軍は10日、輸送揚陸艦に搭載した最新兵器である「レーザー兵器」の運用を初めて中東のペルシャ湾で始めたと発表し、これまでに海上で行ったレーザー兵器の実験映像を公開しました。
映像では、兵士がテレビゲームで使うようなコントローラーを操作して、レーザーを照射し、海上の小型船を破壊したり飛行する無人機を撃墜したりしています。
「(中略)」
アメリカ海軍は従来のミサイルが1発、数十万ドルほどかかるのに対し、このレーザー兵器は1回1ドル未満で、経費の大幅な節約につながるとしています。
アメリカ海軍は、国防費の削減が続くなか、レーザー兵器が将来の戦闘で重要な役割を果たすと期待しており、2020年代の初期には本格的な配備を目指しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141211/k10013895441000.html

 

http://youtu.be/REHt44BuASk

 

 遂に実用化されるのか?兵器運用のコストダウンの切り札でもある。弾薬庫も不要となり艦船にユトリが出てくる。さすればヘリやその他の機器の搭載も可能となる。

 追尾システム等には日本製が採用されている可能性が大きい。デジカメの一眼レフに搭載されているフォーカス追尾機能のアップグレード版が採用されているのではないか?

 手術用のレーザー・メスが普及しているのであるから、レーザーの軍事転用は時間の問題と考えられていた。高出力のレーザー発生装置が問題であったのだから。それ以外は日本の民生技術がそのまま転用できる。射程距離の問題は高出力だけでは解決しないのだが、その辺りが肝か。

 また、このレーザー天気の影響は解決できたのか?雨天では発射できないのでは兵器として意味を成さない。湿度が高いとレーザー光線が拡散するためだ。

 矛盾の例えではないが、ミラー処理された装甲板が今後普及するのか?この技術も日本が世界一である。

 同様にレール・ガンの研究と米海軍は意外に兵器の研究開発に熱心である。次年度の研究予算が確保されたようだ。日本の自衛隊も研究予算が認められたはずだ。原理はリニアモーターよりマス・ドライバー(電磁力発射台)に近い。

  確か米国はマイクロウェィブも兵器化しようと研究していたはずだ。レーダー波を高出力で敵にあてるだけの兵器である。原理は電子レンジである。敵艦船の乗員だけ焼きあがる。考えられないが米国の電子レンジで「ペットを入れてはいけない」との注意書きが必要項目である。小型のペットを入浴後乾かすのに電子レンジを使う事故が多かったためだ。当然ペットは焼け死んだ。その事象を兵器転用したのが、マイクロウェィブ兵器である。

 ここで大きな戦争でも起きれば、兵器体系が一気に変わる。第一次世界大戦直前の様相に非常に似ている。第一次世界大戦以前は、戦車もなく飛行機も実用化されたばかりだった。ピストルも自動式(オートマチック)がやっと実用化されたばかりであった。

 現在の兵器体系は基本第一次世界大戦で実用化された兵器の発展型の兵器が圧倒的に多い。第二次世界大戦で実用化された兵器は索敵を目的とした兵器、核兵器、ロケット兵器等である。基本第一次世界大戦に実用化された兵器の発展系が圧倒的に多い。

 兵器体系が変わるということは人類史に新たなページが開くということか?核兵器が開発されて戦争いや外交が変わった。潜水艦に都市攻撃機能が加わり(日本の伊400型が原型)戦争や外交が変わった。

 日本の左翼はマスコミも含め未だに1945年当時の兵器運用から進歩していない。陸軍でも兵器そのものが高度になり2~3年程度の徴兵ではモノの役にはたたない。10年選手が必要である、故に米国やロシア、EU、中国などが志願兵である。マスコミは中国共産党や特に現在も徴兵がある朝鮮民族(南北の在日)に食い込まれているから、特定機密保護法制定時、「徴兵だ」と騒ぐのである。残念ながらもうアルバイトはできない。世界が見えていない、いや見ようとしない。自分たちに都合の悪いことは見ようとせず、勿論報じることはない、左翼系マスコミ。

 レーザー兵器が人類にとって如何なる意味をもつのか未だ不明である。

コメント (1)
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