真剣勝負をした者だけに理解できる「信頼感」と言うべき人間の心理。ましてお互いの国家や民族を背負っての真剣勝負。これは通常の一般市民には理解できない。
戦後日米の元兵士が固い握手をするシーン。特に左翼の方々には理解できない、偽善にしか見えないことであろう。東大紛争の時、怪我人が出ると機動隊に「タイム、怪我人が出た、救急車を呼んでくれ」と言っていた連中である。大事を起こしても「真剣勝負ゴッコ」に過ぎない。戦場であれば手足が千切れる重症でも「タイム」など有りえない、まして救急車など有りえない。東大紛争の鎮圧に力を入れておられた警察庁幹部の方の言葉である。
日本と米国とが予想以上に親密なのは、本気で殺し合いをしたからである。これは逃げてばかりだった中国共産党の私兵人民解放軍には理解できない心理である。まして日本と戦ったこともない朝鮮民族には理解できない心理である。
本気で殺し合った国と国との兵隊は時間経過とともにお互いを理解してくるもののようだ。EU諸国もあれだけドイツと戦争したのに今は国家間は表面的には仲が良い。国民レベルでは怨み辛みが残っている、当然であるが。
しかし、日本と中韓とは戦争をしていない、戦ってもいない。ここを忘れてはいけない。当時の中国軍は現在の台湾軍である。そして台湾は親日国の筆頭でもある。
米国、ロシア、英国、仏、そして中国(台湾)、終戦時の国際連合創設時の常任理事国である、これに第一次世界大戦でドイツと世界の軍事強国だった国と総べて戦ったことがある国は日本だけである。
ロシア人にとって日本人は特別のようだ。長谷川慶太郎氏によればソ連崩壊のキッカケになったのはウォークマン等の家電製品。旧ソ連ではコピーも出来なかったそうだ。しかしこれは日本製。「日本ならありえる、何せ日露戦争で自分たちロシアに勝った国だから」と諦めの心理が働いていたそうだ。すると日本企業の海外進出により自分たちロシア人が作れない家電製品が、インドネシア製やマレーシア製、ベトナム製になり大量にロシア国内に入ってきた。意外に東欧の白人は未だに人種差別が強い。インドネシアやマレーシア、ベトナムに作れて白人のロシア人に作れない。これは政策が間違っていると多くのロシア人が立ち上がりエリツィン革命を後押したのだそうだ。
物事に真剣に向き合ったことがない中韓の姿勢が、その支援を受けている左翼にも伝わっている。彼らには古戦場でお互い抱き合ったり、握手している彼ら、元兵士の心情は永遠に理解できないであろう。また理解しようとの意思もない。
日本のマスコミも恐らく理解できない方が大多数であろう、仏国営TVが言うように中韓に食い込まれているのだから。