9月の初旬の事になりますが、2日間に渡ってSST研修に行ってまいりました。
“Social Skill Training”の頭文字をとって「SST」なのですが、対人関係や職場等の日常生活の中で困った場面について対処法を考え、実際にその場面を想定してロールプレイ(リハーサル)をしてみることで、自分で意思を伝え、行動できる力を身につけていく訓練のことです。
SSTの流れは
「皆で解決策を出し合う」
「本人に複数ある解決策の中で、出来そうなものを選択してもらう」
「ロールプレイ」
「参加者から良かった点、さらに良くする点を本人に伝える」
「本人から希望があればスタッフが“さらに良くする点”の見本を見せる」
「ロールプレイ」
「選んだ解決策を宿題とし、次回、結果を報告してもらう」
というもので、紙風船で行っているSSTと大きな違いはなかったのですが、「宿題として、結果を報告してもらう」という点は紙風船では明確に取り組めていない部分でした。また、「進行役として話す時は、参加者(当事者)の隣で、同じ目線で話すと安心感を持ってもらいやすい」といった細かい部分で勉強になる点がたくさんありました。
研修全体を通して「良いところを褒める」ということを再認識できた研修でした。意識しているつもりでしたが、ついつい「もっとこうした方が・・・」となりがちな自分を反省しております。
ハタケヤマ